「今日だけ許して」
今日だけ許して
明日からはいつも通りにするから
今日だけ許して
好きって伝えさせて
叶わないってわかってる
だからせめて
今日だけ
今日だけ許して
明日からまた話さないようにするから
今日だけ許して
彼女がいるって知ってるけど
付き合えないってわかってる
でもせめて
伝えさせて
好き
ずっと
好きだった
みんなに平等に振りまくその笑顔
私にだけ振りまいて欲しいと思った
みんなに話しかけるその声色
私だけに使って欲しいと思った
ずっと
ずっと
ずっと好きだった
もう今から嫌いになるけど
嫌いになるから
今日だけは好きでいさせて
今日だけ
今日だけ許して
「旅は続く」
遠くまで足を運んでみようか
知らない景色を見てみようか
遠回りの道を通ってみようか
色んな旅で
少しだけ変わる
私の世界
こんな所があったんだ
こんな花が咲いてたんだ
こんな家があるんだ
全て新しい発見で
とても楽しいことね
どこまでも
何処までも
行ってみたい
親に内緒で
抜け出すのが楽しいの
ある日居なくなった女の子の行方は
誰も分からなかった
「涙の理由」
貴方は
私の頬を伝う
水滴の意味を
知ることは無いでしょう
貴方が
私を見ても
興味なく
目をそらす度に
私の心は雨模様
貴方に
言われた
好きな人がいるから
その言葉で
儚く崩れ去った恋を
どう処理しようと思っていたの?
後から
貴方が貴方の友達に
好きな人なんて居ないけど
って笑って話していた時は
本当に辛かったわ
メンタルも
感情も
性格も
何一ついい所なんてなくて
それでも
貴方には
分かって貰えるって
思ってたけど
貴方は
私の頬を伝う
水滴の意味を
知ることは無いでしょう
貴方は
私を
見ようともしないもの
「コーヒーが冷めないうちに」
コーヒーを頼んで
彼女を待つ
約束時間より少し早めに家を出たから
まだ彼女は来ないだろう
晴天とまでは行かない
晴れた空が
僕の心情をあざ笑う
雲より上を飛ぶ
鳥の声が
僕の心を見透かすかのよう
憂鬱さを誤魔化すように
ミルクが入っていない
コーヒーを口に含む
しばらくして君が来た
きっと別れ話だろう
君にあげるために
コツコツ貯めていた指輪のお金は
もう用無しかな
彼女は終始落ち着かない様子で
ソワソワしていた
そりゃそうだろう
今から5年間付き合った相手を振るんだ
「…どこがダメだったんだ?」
「え?」
「別れるんだろう?」
「えっ!?」
「え?」
おかしい
『大事な話があるから今度話そう』
というのは
別れ話の切り出し方じゃないのか?
「その、もし良ければだけど、ど、同棲してみな い?」
肩を震わせながら君が言った
嘘だろ?
今日は別れ話だと思って来たのに
動揺を隠すために
少し冷めたコーヒーを飲む
「もちろん、したいよ」
そう言って微笑んだ
彼女が嬉しそうに頬を赤らめる
先程まで彼女に渡そうと思っていた
今までありがとうの手紙を
そっとカバンの中で握りつぶした
「パラレルワールド」
もしも自分がもう1人いたら
君の彼氏がもう1人いたら
君は僕を選ぶのかな
1人目は
成績優秀で
運動が出来て
フレンドリーで
顔が良くて
人当たりがいい
そんな僕
2人目は
成績は普通で
運動が苦手で
人見知りで
フツメンで
でも、優しい
そんな僕
君が好きになったのは
2人目の僕だけど
2人に同時に告白されたら
きっと1人目を選ぶよね
でも僕は
君が2人いたとしとも
迷わず君の手を取るよ
だから
僕を選んでよ、、