「君が紡ぐ歌」
君が紡ぐ歌
それはきっとすぐに溶けて
君が紡ぐ歌
それがきっと空に舞って
大空に駆け出して
僕らの明日を照らすんだろう
君が紡ぐ歌
それはきっとすぐに消えて
君が紡ぐ歌
それがきっと光り出して
宇宙まで飛び出して
僕らの未来を作るんだろう
僕が紡ぐ歌を
君が受け止めて
君が紡ぐ歌を
明日が受け取る
そんなリレーを繰り返して
今があるんだな
「未知の交差点」
ここはどこ?
いつもの道を曲がったはずなのに
ここはどこ?
知ってる人が一人もいない
仕事に遅れてしまうじゃないか
「あ、おばあちゃん!」
遠くで子供の声が聞こえる
でも呼びかけられた方のおばあさんは
返事をしない
冷たい人なのか、声が出ないのか、
気づいていないのか、分からない
その時後ろから肩を叩かれた
邪魔になったのだろうか
直ぐにどこうとした時に、
叩いてきた子が「おばあちゃん」
と言ってきた
ん?
間違えたのかな、?
そう思って優しく話しかける
「おばあちゃん、見つからないの?」
「ううん!目の前にいるよ!」
「早く帰ろうよ!」
「えぇ、、で、でも、、私は仕事に、、」
少し離れたところから
ヒソヒソと喋る声がする
「あの子のおばあさん、、」
「ね、聞いた聞いた」
「認知症なんでしょ?」
「moonlight」
月明かりの下で、あなたの瞳を見つけた。
静けさのようにやわらかく、潮のように深いその瞳。
夜は私たちの間でゆっくりと息をして、
星しか知らない秘密をささやいていた。
あなたの手が、そっと私の手に触れた瞬間、
世界は動くことをやめた。
街は眠っていたけれど、
私の心はあなたのために目覚め、
銀と影のダンスを踊り始めた。
月明かりは、あなたの肌を穏やかな炎で染め、
闇をやさしい真実へと変えていった。
もし朝が来るというなら、私はこう告げるだろう。
——もう、私は夜のもの。
あなたが住むこの夜の。
「今日だけ許して」
今日だけ許して
明日からはいつも通りにするから
今日だけ許して
好きって伝えさせて
叶わないってわかってる
だからせめて
今日だけ
今日だけ許して
明日からまた話さないようにするから
今日だけ許して
彼女がいるって知ってるけど
付き合えないってわかってる
でもせめて
伝えさせて
好き
ずっと
好きだった
みんなに平等に振りまくその笑顔
私にだけ振りまいて欲しいと思った
みんなに話しかけるその声色
私だけに使って欲しいと思った
ずっと
ずっと
ずっと好きだった
もう今から嫌いになるけど
嫌いになるから
今日だけは好きでいさせて
今日だけ
今日だけ許して
「旅は続く」
遠くまで足を運んでみようか
知らない景色を見てみようか
遠回りの道を通ってみようか
色んな旅で
少しだけ変わる
私の世界
こんな所があったんだ
こんな花が咲いてたんだ
こんな家があるんだ
全て新しい発見で
とても楽しいことね
どこまでも
何処までも
行ってみたい
親に内緒で
抜け出すのが楽しいの
ある日居なくなった女の子の行方は
誰も分からなかった