月灯り

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9/16/2025, 10:59:44 PM

「答えは、まだ」

あの日の告白は
あの日君に伝えた
あの告白は

雨が降ってた
外は雨で
室内に2人だけの空間を
作ってくれていた

「髪の毛が跳ねるから雨は嫌いなんだよね」
冗談めかしで笑う君は
直視できないほど輝いていて

あぁ、違う世界に生きているんだ
と思った

こんな気持ちをずっと抱えていても
叶うはずのない恋ならば
玉砕でもいいから伝えよう

そう思って言った
「好きだよ」って

君は一瞬驚いてから
「え、何どしたの〜?私も好きだよ〜」
と、友達に伝える好きを言った

恋愛対象として見られていないんだな
そう思って「あはは、冗談!私も好きだよ」
って笑みを浮かべた

君は男の子が好きなんだろうな
当たり前っちゃ当たり前
でもこのご時世だから
受け入れてくれると思ったんだ

でもやっぱり
君の目線の先にいるのは
あの男の子なんだね

あの日君に伝えた告白の好きの返事は
まだ届いていなかった

9/16/2025, 9:00:10 AM

「センチメンタル・ジャーニー」

センチメンタルでもいいじゃない
センチメンタルに旅をしたって

誰にも迷惑にならないし
そういう旅が好きな人だっているだろう

センチメンタルでもいいんじゃない?
自分の好きに生きて何が悪いのか
私には分からない

人様に迷惑をかけて生きていくのが
人間というものでしょう?

その分他の人の迷惑を
笑って許してあげれば良いの

センチメンタルでもいいじゃない
そんな人だっているでしょう

その人たちの気持ちがわかるなら
それに越したことはないじゃない

センチメンタル・ジャーニー
センチメンタルな旅
感傷的な旅

感傷的な気持ちで見る海は
中々に良いものよ

夕暮れも
夜景も
センチメンタルというスパイスによって
より一層輝くでしょう

センチメンタル・ジャーニー

9/13/2025, 10:45:10 AM

「空白」

真っ白なページ
何も書いていない白紙のページ

本の最初には
白紙のページがある時がある

そこには
物語の心が込められている


誰が読んでくれるのだろう。
どんな人が読んでくれるのだろう。
物語を読む前に知ってもらいたい。
こんなことを知ってから読んで欲しい。
こんな人のために書いた。
こんな人に感じて欲しいんだ。

作者と登場人物の
重なった想いが打ち消しあって
見えない文字と言葉になった

あなたが読んだ
あの本の心を
覗いてみて

9/11/2025, 1:09:15 PM

「ひとりきり」

ひとりきりだと感じることが
日常によくある


自分だけがみんなより
落ちこぼれていて

ひとりきりだと思うことが
とてもある

自分だけがみんなより
才能もなくて

楽しそうな歌や
恋の歌を
聞く余裕もないほど
醜くて

嬉しそうな声や
告白に
心躍る余裕も
無くて


締め付けられる感情が
口から溢れてきて
心を蝕んでゆく

一人になりたい夜も
孤独すぎて辛くて
家族も友達もその名称だけで
ただの他人

そんなことに気付いた時
独りぽっち


◯にたいと感じることが
帰り道にある

自分だけがみんなと
違うように感じて

◯にたいと感じることが
少しある

自分だけがみんなと
かけ離れていて

苦しそうな歌や
◯にたい歌を
聴いてまだ大丈夫だと
言い聞かせて

辛そうな声や
泣き声に
心痛める余裕も
無くて

吐き出したい感情が
目から溢れてきて
視界を黒に染めてゆく

誰かと居たい夜も
周りはカップルだらけ
恋人も親友も名称だけ近い
ただの他人

そんなことが分かった時
独りきり

9/10/2025, 8:10:37 AM

「フィルター」

薄汚れた世界で
君だけが輝いていて

近くで見たくても
見えなくなっちゃって

世界が白黒のようで
僕だけが見えないようで

周りが笑っている中
僕は1人、空を見る

すると君がやってきて
少しこちらを見つめて

緊張して僕は
いつも以上に目立たないように
気配を消そうと努力する

でも君だけが眩しくて
君の周りが眩しくて
目が離せないんだ

そんなことを考えている間にも
君は近くにやってきて

君のお気に入りの
そのハンカチで

僕の目を優しく拭いた

すると世界に色が付いて

君がちょっと見惚れるくらい
僕もかっこいい黒色で

嬉しくなってお礼を言おうと
動こうとしたときに

誤って転けちゃって
落ちちゃった




きれいになったカメラのレンズが
落ちた衝撃で割れたのを見て
「あーあ、貰おうと思ったのに。」と言って
君は去っていった

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