「答えは、まだ」
あの日の告白は
あの日君に伝えた
あの告白は
雨が降ってた
外は雨で
室内に2人だけの空間を
作ってくれていた
「髪の毛が跳ねるから雨は嫌いなんだよね」
冗談めかしで笑う君は
直視できないほど輝いていて
あぁ、違う世界に生きているんだ
と思った
こんな気持ちをずっと抱えていても
叶うはずのない恋ならば
玉砕でもいいから伝えよう
そう思って言った
「好きだよ」って
君は一瞬驚いてから
「え、何どしたの〜?私も好きだよ〜」
と、友達に伝える好きを言った
恋愛対象として見られていないんだな
そう思って「あはは、冗談!私も好きだよ」
って笑みを浮かべた
君は男の子が好きなんだろうな
当たり前っちゃ当たり前
でもこのご時世だから
受け入れてくれると思ったんだ
でもやっぱり
君の目線の先にいるのは
あの男の子なんだね
あの日君に伝えた告白の好きの返事は
まだ届いていなかった
9/16/2025, 10:59:44 PM