「フィルター」
薄汚れた世界で
君だけが輝いていて
近くで見たくても
見えなくなっちゃって
世界が白黒のようで
僕だけが見えないようで
周りが笑っている中
僕は1人、空を見る
すると君がやってきて
少しこちらを見つめて
緊張して僕は
いつも以上に目立たないように
気配を消そうと努力する
でも君だけが眩しくて
君の周りが眩しくて
目が離せないんだ
そんなことを考えている間にも
君は近くにやってきて
君のお気に入りの
そのハンカチで
僕の目を優しく拭いた
すると世界に色が付いて
君がちょっと見惚れるくらい
僕もかっこいい黒色で
嬉しくなってお礼を言おうと
動こうとしたときに
誤って転けちゃって
落ちちゃった
きれいになったカメラのレンズが
落ちた衝撃で割れたのを見て
「あーあ、貰おうと思ったのに。」と言って
君は去っていった
「仲間になれなくて」
仲間になったら何をする?
話しかけてくれる子や
君の真似を少しだけしてみたり
僕は仲間だと思ってたけれど
君たちから見たら違ったみたい
みんな楽しそうに授業を受けて
僕は近くで眺めてる
楽しそう
キラキラしていて
僕には到底届かない物なんだな
最初、学校に来たときは
物珍しさで話しかけてくれたけど
今は視界に映るだけで
どうでもいいの?
飽きちゃったの?
水の中で
口から息を吐きながら
金魚用のエサをくれた君を
今日も眺める
「誰もいない教室」
静かな教室で
黙々と掃除をする
校舎の外からは
みんなが楽しそうに笑う声
僕には友達もいないから
いつも孤独で
なんでこんな事になったんだろう
そう考えない日は無くて
空想の友達を作ってでも
寂しさを紛らわせたくて
そんな話をした時
君は笑った
いつも自分の考えに
共感してくれて
いつも僕を慰めてくれた
家族ともあまり話さないから
話し相手は君一人だった
君になら遠慮なく話せた
君の話も聞きたかったけど
君は微笑んでばかりだった
それでも
話を聞いてくれてる
そんな事実が嬉しくて
気にせずに話した
「なぁ、またあいつ一人で喋ってるよ」
「気持ち悪、、」
「空想の友達って奴だろw」
「可哀想すぎるww」
皆にはこの子が見えないらしい
何故だろう
君はここに居るのに、、
そう思いながら僕は
1人っきりで黙々と掃除を続けた
「secret love」
secret love なんて
かっこつけたいだけ?
なぜ秘密にしなければいけないの?
こんなにも愛しているのに
「妻には内緒」?
秘密にしたいような恋なの?
その程度なのね
そんなにも奥さんが嫌なら
別れてしまえばいいじゃない
あら、それは嫌?
臆病なのね
スリルが味わいたい?
所詮ただの玩具のようなものなの?
私って。
こんなにもあなたに尽くしているのに
貴方は私に返そうとしないのね。
open love なんかに惹かれるのなんて
生まれて初めてだわ。
バカみたい
体の関係だけのつもりなら
こっちから願い下げよ
あんたなんて。
「ページをめくる」
ページをめくる
嫌な思い出に蓋をするように
ページをめくる
楽しい思い出を想像するように
ページをめくる
過去なんかには知らないふりをして
ページをめくる
未来にたくさんの希望を抱いて
きっと君はもっと先を読んでいるんだろうけど
僕は君に追いつきたくて頑張って捲る
貴方への想いは
伝わらないのかな
君は過去なんてみようとしない
僕はずっと想っているのに
君は次の恋を探してる