優しくしないで 5/2 (木).
優しくしないでほしい。
悩みを話した時、頭を撫でて抱きしめてくれたあなた。
「大丈夫だよ あなたは悪くない。
あなたは とても 優しい人だから。」
違う 私は きれいなところしか話していない。
汚いところ、怖くて言えてない。
汚いところを話したらあなたは
私のことを嫌いになるのかな…
善悪 4/27 (土).
皿を割ってしまった。
砕け散った白と赤のコントラスト。散らばった破片。
私は何をすればいいのか分からず、ただ皿を見つめていた。
部屋の奥の方から ぱりん と音がした。
どうやら奥の方でも皿を割ってしまった人がいたらしい。
周りのみんなは奥の方に駆けつけ、
「大丈夫?!ケガしてない?」
と聞く。
…私は?
もしも未来を見れるなら 4/19 (金).
あなたの本当の気持ちを 考えを。恋の結末を。
知れるのなら 知りたいと願うけれど
答えを見るのも億劫なんだ
無色の世界 4/18 (木).
生きるのが怖い。そう感じてからのこと、世界から一気に色が消えてしまった。
美しいと思えていたものにも、興味を惹かなくなってしまった。
空を見上げるのが、とても億劫になった。
友人の声も、うるさいとしか思えなかった。
目を開けているのが嫌になった頃、ぱっと思い出した。
小説、小説だ。
風邪で立てなかった日、暇な日、ゲームを没収された日、
休み時間、雨の日。いつも小説を読んでいた。
なぜ忘れていたのだろうか。
お気に入りだった小説を、ぺら、ぺら、と1枚1枚捲ると
鮮やかな色の表現、人の感情の美しさ、優しさ。
私が気付けなかったものや忘れていたもの全てが載っていた。
涙が溢れた。
この世界は私が思っている以上に美しい。一瞬一瞬の感情は忘れるべきではない。
色づいた小説を手に取り、私は世界をもう一度色づける為
空を見上げた。
快晴 4/14 (日).
貴方には太陽が似合う。
真っ直ぐなその人柄と、明るさが貴方を謂わせる。
太陽の眩しさと明るさは、周りを大きく照らす。
焦がれるような暑さ。快晴の日はより一層、暑さが高まる。
私は、太陽が苦手だ。
眩しくて、私の好きな空を見上げることが出来ない。
暑苦しくなる。たんぽぽが下を向いてしまう。
けれど、貴方と出会ってから。
少しだけ、少しだけ。
太陽の登る時間を愛おしく思っている。