麦わら帽子をかぶって笑う君は
ひまわりよりもずっと輝いて見える。
太陽に向かって手を伸ばす君は
どこか儚くも見えた。
暑さで陽炎が見える。
その向こうに佇む君は夢か現実か。
その向こうで僕に笑う君は、
手を伸ばす君は、
夢なのか現実なのか分からなくなるほど綺麗だ。
電車にもバスにも終点がある。
私の人生の終点はどこなんだろう。
人生を終えるとき?
自分に満足したとき?
何に向かって走っているんだろう。
私はどこに向かって進んでいるんだろう。
レールのない人生。
もしかしたら無意識の内にレールを轢いているのかもしれない。
どこまで進もうか。
私の終点は私が決められるのだから。
頑張れば頑張るほど、上手くいくことを求めてしまう。
頑張れば頑張るほど、成功することを求めてしまう。
上手く行かない時もある。
失敗してしまう時もある。
そんな時だってきっとある。
それはダメなことじゃない。
上手く行かなくたっていい。
貴方の両手には得たものが沢山ある。
上手く行かなくたっていい。
次は絶対上手くいくから。
蝶よ花よと育てられた。
何をする時も私の隣には所謂付き人がいた。
何をする時も周りからの目があった。
私がしたいこと全てができるわけではなかった。
蝶よ花よと育てられた。
周りの友人との会話についていけなくなった。
周りの友人はみんないつの間にか大人になっていた。
私はいつまで立っても子どものままだった。
私がしたいことってなんだろう。
私が本当にしたいことってなんなんだろう。
蝶よ花よと育てられた。
蝶のように自由に飛んでいきたいと思った。
飛んだ先で、
花のように可憐に咲きたいと思った。
君と僕が出会うことは
君と僕が恋に落ちることは
きっと最初から決まっていたんだ。
きっと僕たちが生まれたその瞬間から決まっていたんだ。
全てのことは最初から決まっていて、
それまでの選択をしているだけだと、
そう言ったのは誰だったか。
君も僕も出会うために道を選んできただけなんだ。
君も僕も恋するために道を選んできただけなんだ。
そう考えるとなぜかちっぽけに感じるけど、
この何億人もいる中で最初から決まっていたんだって、
出会えたのは運命なんだって考えたら、
ずっとずっと素敵なことに感じるでしょ。