同じ時を刻む針も
君と僕とじゃ
どれくらい
ズレているのだろう。
終電を気にしている君と
とりとめのない話で
それを密かに 引き止める僕と…。
「もう 今日はここにいなよ」
そう言えない
向かって座る
約70cmの距離が
近いようで
やっぱり 少しだけ
遠くて…
消えてく ビールの泡を
見つめながら
そんなこと 考えるんだ…。
- 君と僕 -
知らないうちに
人混みの中で
風邪のウィルス貰うように
家に帰って 愛の微熱に気づく…
まだ小学生の高学年くらいだったけど
First impression (feat.CA)
この曲の2番の歌いだしからの
歌詞にすごく魅力されたこと
ふと 思い出した。
アダルトでムーディーな曲調で
歌詞の世界観と歌声が
子供ながら
恋とか愛とか
すごくロマンチックに感じて
こうして綴ってることも
恋愛感なんかも
この曲に引っ張られてるのかな
なんて 思っちゃったりして…ね。
- First impression -
小さい頃は
裕福な家庭じゃなかったから
冬だからって
何も特別なこともなくて
だけど1つだけ
母が何でもない冬の夜
ボロい軽自動車走らせて
隣町の トロントロンドームまで
イルミネーションに連れてきてくれた。
当時は別に
大したスケールでもなかった
そんな気もするけど
カーステレオからは
かすれた音で
尾崎豊の 「OH MY LITTLE GIRL」が
流れてたりしてたっけな…
あれから何十年も経ったし
たくさん綺麗なイルミネーションも見たけど
お気に入りのタオルケットを
ずっと抱えながら眠る子供みたい…
冬になると
幼い頃の記憶が
そっと寄り添ってくれてる
そんな気になるんだ…。
- カーステレオとイルミネーション -
忘れられない 恋の話
忘れたくない 君の話…
また1つ 歳を重ねて
強くなったはずの 心も
君と同じ 香水をつけた
誰かとすれ違う度に…
僕と同じ名前を呼ぶ
誰かの声に…
少し 息がつまって
何でもないフリなんて
できなくなってしまうんだ…。
- ひとり 想う -
君を幸せにすることが
僕の使命だと…
口に出したことはないけれど
静かに だけど
本気で そう思っていた。
会えない距離や時間が
急に おし寄せる不安が
上手く進めない理不尽が…
僕から優しさを奪ってく。
この恋の終わりに
大好きだった
君の笑顔は
「もう…終わりにしたい」
って泣いていた。
わかった…
そんな一言じゃないんだ。
もう届くことはないけれど
ありがとう
ごめんね…
静かに頬を伝う
通り雨に…
そっと そう呟いた。
- ひとりごと -