ずっと同じ方向へ
おなじ速さで…
そんな何気ない
当たり前という日々が
気がつくと
かけがえのない…
そんな名前に変わっていたの…。
私の青春は
あなたで始まって
もう少しで
あなたで終わっていく
大好きだった
その笑顔を
困らせないように…
だけど
3月のスノードームの中
溢れ出した想いが
ひらり…。
少し困った笑顔で
私の頭を撫でる
そんな あなたが
ずっと好きでした…。
- ひらり… -
期待をすると
消えていくから…と
栞を 挟んだまま閉じた
ラブストーリー。
愛してる…を知った
幸せとは…を
知ってしまった…
だけど その度に
傷だらけになって
破れていく…
期待と勘違いだけが
いつも僕を ひとりにさせた…。
君は 何故こんな僕を
手に取ったの?
「僕」を綴った
ページを嬉しそうに…
色褪せた
つぎはぎだらけの
読めないページには
涙を流すの?
君の細い指が
優しく触れるたび
忘れていた
温もりを思い出す…
もしも
君さえよければ…
僕の残されたページには
君を綴ってもいいかい?
笑顔の日も
涙の日にも…
いつも寄り添って
特別には付箋をして…
不恰好で付箋だらけの
物語ではあるけれど
僕は君と歩んでいく
ただの そんなラブストーリーを
描いていきたいんだ…。
そして
この幸せな物語の
最後のページには
ありがとうと
愛してるを
そっと添えて…。
- 付箋だらけのラブストーリー… -
朝陽が登って…
夕陽が沈んでいく…
液晶には未読の文字
それを見つめながら
私の今日が
そっと 終わっていくのかな…。
何かあった訳じゃないの
言葉にするには
ちょっと難解
何もなかった
そんな今日に
少しだけ 沈んでいるだけ。
いま 何してるのかな…
外の雑音と換気扇
よけいに うるさくて
眠れない
pm 23:47...
液晶に映った
あなたからの Call...。
今日ごめん…ってはじまる
あなたからの言葉。
その たった一言だけで
難解な 今日の私を
簡単に…
素直にさせていくのだから
あなたは ズルいよ…。
ゆるしてあげない…
そうつぶやきながらね
束の間の
今日の終わりに
あなただけの魔法にかかっていくの…。
- Magic... -
はじめから わかっていたから
この想いに
名前はつけずにいたんだ…。
誰かと出会って
恋に落ちて
いつかは愛に変わって…
そんな自然で当たり前の
一喜一憂の中から
ボクだけが取り残されていく…。
何度も キスをかさねて
ボクとキミの体温が
交わりながら
束の間の優しさで 満たされる。
そして
いつだって…
この優しさの
エンドロールは
ドアに手をかける
キミの後ろ姿なんだ…。
- secret…thoughts -
ずっと
興味がなかったの…
未来とか…
永遠だとか…
それは形がなくて
目には見えないモノだから…。
なのに どうして?
こんな私のこと みつめては
優しく包み込むように…
あなたは そっと 微笑む。
私は気まぐれな 猫で…
あなたは穏やかな おひさま…
真っ白なキャンバスには
何気ない 風景と日常を…
そんなことを考えていてたら
こんなにも
たまらないくらいに…
あなたを愛しく想っていたの…。
横並びに座る ソファ
ゆっくりと時が流れる
今日も肩に もたれながら
あなたの匂いを
ぬくもりを…
目には見えないけれど
あったらいいなぁ…
そんな形のない
何かに焦がれてる。
- 猫と おひさまと キャンバス … -