まだまだ日が昇るには遠すぎる夜更けに
大きなオバケから逃れて目を覚ます

ばくばくうるさい鼓動を落ち着けようにも
ばくばく食べられそうになったさっきの
悪夢を思い出す

タンスのすき間もベッドの下だって
なにもかも怖くて仕方がない

そんな時は悪夢を食べてもらおう、
ばくばく食べておくれ、シロクロのきみ

………

子ども時代はそれはお世話になったきみも
もうこの歳じゃなかなかおやつを
あげられない

なんたって、夢より現実の方が
つらいんだ
なにがつらいか、漠然としていて言えないけれど、縛られた現実はきっとあの
大きなオバケより恐ろしいんだ

これが夢ならば、喰っておくれよ



_子供の頃の夢

どうしても…

どうしても、思いつかない。
言い換えをサーチしてみた、
大変恐縮ではございますが、
できかねます。

丁寧に断られてもねぇ

…どうしても、もう頭が回らない。
だからもう寝ちゃおっと。

どうしても、ネムイ

まだ着られるし…

また使うかもしれない…

これ高かったんだよね…

そうして好きでもないものばかりが
溢れていく

本当に必要なものが
入り込む隙間もできないから

微妙な空間のできあがり。

穴の空いた靴下、なににつかうのさ

……犬がおもちゃにするの……

手放す勇気

その黄金の灯火はどこへ行っても
持ち続けなさい

過去に産んだ希望は
時に暗い暗い道で迷ったとしても
必ず道を照らすから

明るい場所だと見えにくいでしょう
その希望は暗闇でこそ
よく見えるもの

あなたが迷った時こそ
よく見えるもの



光り輝け、暗闇で

月の上で兎と踊ってお団子パーリーナイ
そんなありえない夢みないと

大きすぎない夢でもいいね
兎を顔にのっけてぐっどないと

大きくたって小さくたって
夢は夢
起きてたって眠ってたって
ずっとずっと見ていないと！

夢を描け