7/4/2024, 12:35:26 PM
2人は長年のライバル同士。
雨の日も風の日も、夏の暑い日もトラックを走り続け、競うように練習を重ねた。
今日は大事な決勝。これに勝てば全国への道が開かれる。だがその切符を手にできるのはただ1人。
「勝つのは俺だから」
「ぜってー負けねーよ」
スターティングブロックに足をセットし、スタートを待つ。
パンッとスターターピストルの音が会場に響き渡り、2人は走り出した。
どちらが勝利するのか、まだ女神様しか知らない。
7/3/2024, 11:13:25 AM
私は歩く。茨の道を。この先に光があると信じて。
7/2/2024, 12:23:52 PM
火傷しそうなほど照りつく日差しに手をかざす。
「熱中症には気をつけなさい」と母から持たされたスポーツドリンクはすでにぬるくなっていて保冷剤代わりにはならない。
すると、スターターピストルのけたたましい音が鳴り響いた。
それと同時に選手は走り出し、応援の声が湧き上がった。
「あついなー」
炎天下の中行われている体育祭は、日差しに負けないくらい熱気を孕んでいた。
7/1/2024, 10:45:06 AM
ガタンゴトンと心地よく揺られ、当てもない旅をする。車窓からは果てしなく広がる海が見える。ぼんやり眺めていると駅に停まった。ドアが開き、風と共に潮の香りが乗ってきた。思い出すのは故郷の港。鼻の奥がツンとした。
6/30/2024, 3:06:38 PM
君と僕の赤い糸。案外簡単に切れちゃった。