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ガタンゴトンと心地よく揺られ、当てもない旅をする。車窓からは果てしなく広がる海が見える。ぼんやり眺めていると駅に停まった。ドアが開き、風と共に潮の香りが乗ってきた。思い出すのは故郷の港。鼻の奥がツンとした。

7/1/2024, 10:45:06 AM