大好きな憧れている先輩と話すたびに
胸の鼓動が高鳴った。
楽しそうに笑っていて、私も嬉しくて、優しくて、面白くて。
それでも、「心を亡くして忘れると書く」という文章を
読んでから、きっと先輩の幸せを願ったこともいつか、
心を亡くして忘れてしまうんだろうな。
少しばかり小さくなった鼓動を寂しく思った。
置き配が盗まれた。
大好きなアーティストさんのCDと雑誌数冊。
怒りよりも先に、盗みましたという一報くらいくれてもいいじゃないかと思う。ふざけるなという怒りに重なって起こる不幸。災難、いつも毎年秋になる前に悪いことが起きると、心の灯火が消される様な辛いことばかりで目を閉じる。
それでも、辛すぎて心の灯火が消えそうになる度に掬い上げてくれる家族や、友達がいることを改めて実感できる良い機会だとも思う。
たまたま出会っただけ。
テレビ越しに映る貴方があまりに素敵で、気がつけば目を奪われていた。演技の仕方も、貴方自身の話し方も何もかもに惹かれ、気がつけば私の心に住み着いていた。
嬉しかった。近頃、何かに情熱と愛情を注ぐことに疲れて、全部「どうでもいい」で済ませていた中で、人生は楽しいぞと言うように笑う貴方に出会えた。
人生で初めて、コンビニで写真を印刷して壁に貼った。
楽しそうに笑う貴方が、突然私の心に訪問してきてくれて嬉しい。静かにひとりぼっちの部屋で写真を見つめては微笑む。
これから先、どうか幸せに生きてほしいと願いながら、笑う顔の輪郭に指を添えた。
三日坊主
否
一日坊主
新しい好きな物を見つけると、
他の好きな物が、前好きだった物が、キラキラ輝いて見えなくなる。新しく取り入れた見たことない物が一等綺麗に見えて、全部がその他大勢のひとつになる。
そして、新しい物以外に興味をなくし、どうでもいいかとなって、面倒になって、気がつけば前まで愛していた物さえも視界に入らなくなる。
過去の自分と、今の自分。
同じ人間であるのにも関わらず、
向かい合わせるときっと、
全くの別人としての価値観になってしまうらしい。