当たり前体操なんてよく言ったものだけれど誰の当たり前をそうやって押し付け合えば、なんとなくある『常識』にたどり着くのだろうか。
「非常識ねぇ。」なんて陰口はどうやったって無くならない。
『自分』が一番正しくて、世界は『自分』を中心に回っていて、この世の全てが『自分』だと思っているから。
思うに、常識なんて押しつけに押し付けて押し付け合いながらなんとなくで出来上がってるもの。
『当たり前』だって本当は当たり前じゃないかもしれない。
標準語だと思ってた言葉が方言だったりする、そんなもんだ。
白い糸。それを俺が赤に染めて彼女の小指に繋げた。絶対に離れないように、強く、強く結んで。
彼女の小指に元から付いていた赤い糸は切っておく。
すると切った赤い糸は色を抜いて白くなって行く。
そうしないと彼女は俺だけを恋人にしてくれない。
彼女には俺だけなはずなのに。
何処の馬の骨かも分からない奴と糸を結ぶだなんて許せないけれど、彼女は抜けているところがあるから強く怒れない。惚れた弱みだ。
いつまでも、来世でも、愛してる彼女に口付けをして生まれ変わる準備をしに彼女の元から離れた。
過去に行けたら何しよう!
あれもしたい、これもしたい、自分がその時の世界に改革を与えてやりたい!
そんなことばかり考えて何年がたった頃だろう。
ふと僕は未来についてそこまで考えたことがなかったな、と思った。
未来に行ったところでどうせ自分が辿る運命を何故先取りしなければならないのかいまいち理解しかねる。
未来より過去に行きたいなあ。
タイムマシーンはいつできるかなあ。
「誕生日は実に1年ぶりだ。」
と真剣に言った友人に次の誕生日は訪れなかった。
また来年もこの矛盾した言葉が聞けると思ったのに。
あいまいな空ってなんだ!!!!
本当になに...??
甘い空??それもなに???
甘い空なら雲はわたあめで青空はソーダとか、夕焼けオレンジジュースとか、夜はブルーベリースムージー...?
ブルーベリースムージーなら名前は
『ブルーベリースムージー 〜星を添えて〜』
とかかな。
でも空食べてみたかったりするよね。
太陽は何味だろう。
りんご?オレンジ??でもオレンジは夕日だと思う。
『あいまいな空』