ミヤ

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4/7/2025, 4:10:55 PM

"フラワー"

語尾にerがついていると、flower(フラワー、花)がflow+erみたいに読めてしまう不思議。
flow(流れる)+er(〜する人)だと、流浪の流離人みたいでなんとなく格好良いよな。
流れる人は花になる。流れた先で花を咲かせるのか、それとも斃れて養分になるのか。
まあ実際は一単語で完結していて、ラテン語のflos/florem(花)が語源らしいけどね。

4/6/2025, 11:24:23 PM

"新しい地図"

初見の場所は一度は必ず迷う人間なので、
新しい場所に来たらまず歩いてみる。
時間のあるときであれば、迷うのも楽しい。
最短距離と最適な道は違うから、
寄り道・脇道・回り道だって必要な過程。
何度も歩いて、自分だけの新しい地図を作っていく。

4/5/2025, 5:50:10 PM

"好きだよ"

今も呪いのように纏わりつく言葉。
何も無い空っぽの部屋で、彼女は幼い僕を抱き締めて事あるごとにそう言った。
あはは、嘘つき。
だってあなたは僕のことなんてこれっぽっちも見ていなかっただろう?

"あなたはあの人の子供だから"
彼女はそればっかりだった。
"いつかあの人が迎えに来てくれる"
最後まで、彼女の"あの人"は来なかった。
彼女の葬儀にさえ姿を見せなかった。

誰かに期待したら駄目なんだよ。
感情なんて一方通行。あちらとこちらは違う側。
好意に見返りを期待する方が間違っているんだ。
ずうっと、そう思っていたんだけどなぁ。


当時の彼女の年齢を追い越したと気付いた時、
久しぶりに墓石の前に立った。
簡単に掃除をして、花を供えて、線香に火を灯す。
ねぇ、あなたは僕を愛していましたか。
僕を憎んでいましたか。
それともそれだけの感情を持つ価値もありませんでしたか。
当然返事はなくて、ただぼんやり線香の煙が空に流れていくのを目で追っていた。
どれくらいの時間、その場にいたのかな。
迎えに来てくれた貴女の手が温かくて、いつも冷たい手をしているのは貴女の方なのに逆だなぁ、と思ったのを覚えている。

4/4/2025, 11:15:56 PM

"桜"

夜桜のライトアップ。
綺麗だけど、過剰だとせっかくの花の色を潰しているようで残念な気持ちになる。
闇の中に白く浮き上がるような花明かりだけで十分なんだけどなぁ。

4/3/2025, 3:12:08 PM

"君と"

君と共に、君を想って、君のために。
数多の物語、無数の楽曲や詩歌の中には、先人達が考えた"君"への言葉が綴られている。

世間には星の数ほど手本となるべき言葉が存在するはずなのに、それでも僕が貴女に伝えたい言葉にぴったり当てはまるものが見つからなくて、いつももどかしい思いをしていた。

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