ミヤ

Open App
10/19/2025, 5:42:59 AM

"光と霧の狭間で"

光と霧の狭間……。
ブロッケン現象かなぁ。

背後から光が射すと、雲や霧に映った大きな影の周りに虹のような輪が出来る。
山岳地帯、特にドイツのブロッケン山でよく見られる現象。
ちなみにブロッケン山といえばヴァルプルギスの夜でも有名だよね。
大きな影を、欧米では妖怪として恐れ、日本では後光の差した阿弥陀如来と崇めていた。
"幽霊の正体見たり枯れ尾花"じゃないけど、人でも動物でも魔女でも妖怪でも神でも仏でもなんでも見方次第だよな。

10/18/2025, 4:40:23 AM

"砂時計の音"

砂時計をクルンとひっくり返した。
机にベタリと頬をくっつけて、目を閉じ静かに耳を傾ける。
さーっという、細かな砂の流れる音。
途切れることなく続く、白く空っぽな時間に身を委ねること暫し。
音が止まったところでパチリと目を開けた。
最後に残った砂を、上部の木にトンッと触れて落とし切る。
ゆっくりと伸びをひとつ。
あともうちょっとだけ頑張るかぁ。

10/17/2025, 5:45:40 AM

"消えた星図"

貴女と一緒ならば、あの空の大きなまっくらな孔の向こうにだって進んで構わなかったのに。
銀河鉄道から放り出され、もとの丘で目覚めたジョバンニのように、気付けば一人残された。

今も昔も、夜天に鏤む星の輝きは変わらない。
けれど、星のめぐりを追ってポラリスを見つけ出しても最早虚しいだけだ。
貴女のもとに辿り着くための星図はとうに消えてしまったのだから。

10/15/2025, 3:39:44 PM

"愛−恋=?"

"愛から恋を引く"のではなく、
"恋に何を足せば愛になるか"を考えてみる。

あくまで恋を主体にした場合で考えると……、
一目惚れの恋が時間を経てやがては愛になる、というイメージで、時間かなぁ。時間は実際の経過時間ではなく体感・脳内経過時間でもいいかもしれない。
この場合、
 恋+時間=愛
⇔愛−恋=時間
となって、
愛の中から恋をなくす
=愛情・愛着はあるけど恋ではない
=積み重ねた時間だけが残る、腐れ縁みたいな関係性
が今回の解になるのかも。

まぁ、これを真とするならば、
 愛−時間=恋
⇒愛から時間をなくす
=愛情はあるけど時間の積算が無い
(出会って間もなく愛情を抱く)のが恋
ということになっちゃうから、やはり限定された状況下での仮定に過ぎないよな。
ガバガバな考えだから異論は認める。
そもそも、単純に足し引きできるようなものじゃないよなぁ、こういうのって。

10/14/2025, 2:55:34 PM

"梨"

以前食べた某アイスの梨味が美味しかったことをふっと思い出した。
久しぶりに食べたいと思って帰りにコンビニを巡ったけど、どこにも無い。全くの、ゼロ。
残念だ……。
他の味も美味しいんだよ?
定番のソーダ味とか。白いサワーなんてものもあってちょっと興味を惹かれた。
でも梨味が食べたかったからさ……。
結局アイスは買わず、果物の梨を買ってきた。
一個は冷やしてそのまま。
もう一個はシャーベットにして明日のお楽しみにしようっと。

Next