「別れ際に」
会社の同期が、ずっとやりたかった仕事に就くために退職をした。
別れ際に、新しい人生への期待と少々の不安が入り交じる笑顔で挨拶をしてくれた。
帰り道、はたして今の自分はやりたいことがやれているだろうか、と考えてみた。
20代の頃は色々とチャレンジをしてきたが、結婚や子育てをしているとなかなかそうもいかない。
いきなり人生レベルで考えるのも大変なので、1日単位に置き換えてみる。
食べたいものを食べ、読みたい本を読み、学びたいこと学べているだろうか。
悲しいことに、なんとなく毎日を過ごしている私には、はっきりとした答えが出なかった。
まずは毎朝起きたとき、その日一日何をやりたいかを言葉や文字にして宣言することから始めたい。
「通り雨」
ここ一週間ほど、大きめの仕事をいくつか抱えてしまい、多忙な日々が続いている
まるで通り雨のような忙しさだが、ポジティブに考えれば、時間管理・タスク管理のスキルを向上させる絶好の機会だ。
具体的なテクニックをここに書き出し、アウトプットすることで自身への定着を図りたい。
●人に依頼するものは、早めに依頼をし、先手を打っておく。
●集中力を必要とするタスクは、集中力の高い午前中のうちに猛烈に取り組む。
●簡単なメール返信や問い合わせ等、2分で終わる処理は後回しにせず、その場で迅速に処理する。
●簡単な判断に30秒以上かけず、即断即決即行動を徹底する。
落ち着いたら、引き出しの中を整理整頓し、気持ち新たに業務に励んでいきたい。
「秋」
ここ十年くらいの間に、最低限の物だけで暮らす「ミニマリスト」という考え方が定着してきた。
私も最近、少しずつ物を断捨離していき、その絶大な効果を実感している。
先日は、秋冬用のニットを1枚購入した代わりに古くなったニット2枚を捨てた。
服の絶対数を減らすと、クローゼットや衣装ケースに余白が生まれるので気持ちがいい。
この他にも、オンオフ兼用かつ通年履けるボトムスを手に入れたので、よれてきた春夏用ビジネススーツを1着捨てる決意ができた。
また、靴下の適正量についても検討し、使い古したものを捨てながら、数を減らしていくことを決めた。
もともとあまり服を持っていない方ではあったが、意外とまだまだ見直しが可能なようだ。
季節の代わり目は服を整理するチャンスなので、今後も数量把握と効率的な買い替えを行っていきたい。
「窓から見える景色」
通勤電車では、極力スマホに触らず、目を瞑って頭を空っぽにするのがよい。
端末を操作し情報を選別・取得していくと、思っている以上に脳が疲れてしまうからだ。
職場に着いたら、気力、体力、集中力がある午前中に、厄介な仕事をスピーディーに片付けてしまいたい。
仕事のための貴重なエネルギーを浪費しないために、緊急の連絡やどうしても調べなくてはいけないことがない限り、スマホは使わない。
暇になってしまったら、窓から見える景色を眺めることにしている。
スマホを見るとどうしても姿勢が悪くなるが、顔を上げて外を見れば自然と背筋も伸びる。
また、いろいろな建物や看板、道行く人を観察していると、いい気分転換になる。
あなたも電車通勤をしているのであれば、たまにはスマホ無しルールで過ごしてみてはいかがだろうか?
「形の無いもの」
人事異動や担当替えに伴う引き継ぎを成功させるためには、如何に業務を可視化できるかにかかっている。
特に既存のマニュアルが無い、もしくは不完全な場合には、形の無いものを言語化する必要があるため、骨が折れる。
引き継ぎ後、自分が同じ部署に残れるとは限らないため、口頭での説明が無くても理解出るよう引継書を作成しなくてはならない。
また、後任者の職務経験や能力が必ずしも高いとは限らないので、誰にでも理解できるよう工夫が求められる。
自分の考えを文字として表現し、言葉の削除、並び替え、言い換えをしながら最適な文章を作り上げる。
なかなか上手くいかないことも多いが、「これだ」と思う文章が完成したときは、パスルのピースがはまった時のような感動がある。
上達する方法は、日頃からの言語化トレーニングしかない。
他人の文章を読んで勉強するのもよいが、自分で文章を書くという訓練を毎日継続していくことが一番の近道だ。