特別な夜
珍しく私は彼に腹を立てた
彼に腹を立てる事なんて皆無だった
海外出張で延期してるものの、
今彼は精密検査を受けなければならない状態だ
彼には言えないけど、
彼の病状を検索すると突然死につながる
そればかりが出て来る
できるだけ、
検査とか
悪い場所とかの単語を避けて会話して来たつもりだけど
身体に負担をかける運動してると分かり、
プチっと私がキレたのが分かった
彼は彼なりに最近気をつけてるのがよく分かる
でもそれを台無しにする行為が運動だった
他人の私が辞めろと言うのは簡単だけど、
実際行動するのは彼だ
だから代替案も言って来たつもりだ
普段彼にはキツイ言葉を言う事はないけど、
何も考えてないのね
と言ってしまった
あぁ…言ってしまった…
黙ってしまった…
怒らせたかも知れないと思った
でももう止まらない
私1人心配してバカみたい
鬱陶しい?
もう言うのはこれからやめようと思った瞬間
思った以上に心配してくれてて、
返す言葉がない…
ごめん
と言われた
心配してるのは私が勝手にしてる事だから、
謝るなら自分の身体に謝って
私は険悪な雰囲気のままずっと会話が続くのが嫌だ
この前旅行行く約束したんだから、
健康でいてくれないと困る
行ったら飲みまくるんだから!
行ってみたい国がずっとあって未だ行けずにいた
1人で行こうかと思った事もあったけど、
彼氏がいる時に誘おうかと思ったけど、
何か違う…
誰かと行くべきなのに…
その誰かが分からずに、今まで行ってなかった
この前会った時に行きたい国があるんだけど、
一緒に行こうと誘った
その時の旅行話しを持ち出して、険悪な雰囲気を崩した
無題
去年の春に人生初の一目惚れをし、玉砕
(ちなみに彼も日本人ではない)
アメリカ人や韓国人とも良い感じになるが、
向こうからの毎日の連絡と次いつ会える?の攻撃にひいてしまい、シャットアウト
日本人も数人会っては見たけど、何か違う…
小っ恥ずかしいが私は最後の恋愛がしたい
年齢もあるし、贅沢を言ってる場合ではない
そんな事は分かっている
だけど、ここまで来たら適当に付き合うと言う事もしたくないのだ
私はYouTubeを使ってタロット占いを聞いてる事がある
占い好きと言うわけではないが、
良い事を言われれば上がる
真剣に聞いているわけではないので、大抵の事は忘れてしまう
そんな程度だ
年末やたらと、昔好きだった人と再会したり、
何か起こりそう的な事を聞く機会が多かった
昔の男と何かなる事なんて、ないないないと思いつつ
唯一のあの子は絶対離婚なんてしないだろうし…
絶対ないな
的外れも良いとこだ
占いなんて当てになんないな…
と思ってた矢先
その唯一のあの子からの離婚報告
占い…バカにできないな笑
1つ気付いた事がある
私は彼といる時の自分が大好きだ
誰かといる時、
1人でいる時より、
彼といる時の自分が好きなのだ
とにかく穏やかでいれる事が心地よい
でも相変わらず、
関係をどうしたい、どうなりたいと言う考えはまとまらない
きっと付き合うとかそう言うのは、やっぱり今は望んでない
でも私以外とデートするのは気に食わない
女性とただ飲みに行くのは全然構わない
彼との連絡は楽しい
会いたいとも思う
彼も私との連絡は楽しんでるようだと思う
私たちは何やってるんだろう…
何がしたいんだ…?
無題
あれから、元彼とは時々連絡を取っている
私達は少し特殊な関係なんだと思う
同窓会や偶然の再会で、また関係を持ってしまった
なんて事じゃなく、
別に嫌いになって別れたわけでもなく、
会う事はほとんどないけど、
友だちの関係がずっと続いていた
その間彼は別の人と結婚し、いつの間にか離婚
離婚後、久しぶりに会ってみたら、
お互い気を使わない楽な間柄だと気付いた
若い頃はドキドキする感覚が好きなんだと思っていたけど、
今はこの楽さが好きと言う感覚なんだろうか…
はたまたそれはただの友達…?
お互い四六時中笑顔でいれるこの関係
昔もそうだったっけ?
今だから、こうなれたのか…?
でも引っかかっているのは、
元奥さんの存在だ
まだ未練があるんじゃないんだろうか…?
戻りたいと言われたら戻るんじゃないんだろうか…?
そんな事がグルグル頭の中で回る
実際離婚した2人が再婚する事だってあるんだから
しかもお綺麗な人らしいし…
とにかく‼︎
私にしか興味がないと言わせる、
思ってくれるまで、
絶対何もしない‼︎
のが、今年の抱負です♡
良いお年を
前回からの続き
彼と別れた原因は、彼が私にとって良き理解者じゃなかったんだ…と思ったからだった
私がしたい事を反対した、ただそれだけだった
だから、彼の事を嫌いになったわけではない
良き理解者でありたかったし、理解者でいて欲しかった
そうじゃなかったんだ
私の勘違いだったんだ
ひとりよがりだったんだ
そして、私自身が彼に伝えきれてもなかったんだとも思う
と同時に好きと言う感情はあるものの、熱い気持ちから熱が奪われてしまった
サーっと冷めていくのが分かった
昔も今も彼には好きと言う感情しかない
ただ関係が変わっただけだ
数日過ごしてみて、ずっと一緒にいてもこんなに気を使わずにいれる人って親友以外にいたんだなと驚いた
私は家族でさえ気を使う
唯一気を使わず、会話がなくても成り立つ人間が親友だけだった
そして、私が苦手なんだろうな…って思うものを見抜くのもすごかった
苦手だって言えばいいのに、これ苦手なんでしょ?
何故分かる!?
苦手だとは言わないないけど、言ってる言葉で分かる
これ苦手なんだろなって
昔からそうだったよ?と
誰にも見抜かれた事がないのに…
彼と私は隣同士の部屋だった
すごくない?と彼は言ってたけど、
まぁ確かに別にホテルとって何十階とあるホテル、ワンフロアで何十室とある中で隣同士はすごいか…?
結局、寝るのも一緒で一部屋は無駄になった
何もなかった
抱きしめられて寝ても、ドキドキすらしなかった
ただ安心とか落ち着く
と言うか、元いた場所に戻って来ただけ
が正しい表現かも知れない
ちょっとはドキッとしたかった笑
この瞬間、お互いの両親には見られたくないなぁ…
結局今も仲良いなら、何でずっといなかったの⁈と言われそうだ…何て事をぼんやり考えた
(お互い両親には紹介し合って、長く付き合ってるのは知っている)
別れてから、頻繁に連絡をし合ったわけじゃないけど
歩いていて、目につくものが同じ
テレビを見れば言う事も同じ
美味しいと思うものが同じ
ちゃんと違う事もあるけど、こんな楽な奴だったっけ?
としみじみ思った
お互い楽しいねと言う事を幾度となく言い合い、
最後に実はちょっと不安だったけど、
ずっといても苦痛だなと思う時間なかったねと同じ事を思っていたのが分かった
正直、もっといたかったな…
皆さまはどう言う年末を過ごされてますか?
私は今年最後に1番ショックを受ける言葉を聞きました
彼とはとりあえず何も変わらない関係でしょうが、
体調がよくないみたいなので頻繁に連絡はするようになると思います
1人になって、仕事をバリバリこなしていると益々自分に気を使ってあげないでしょうし
彼をずっと応援する身とすれば、元気でいて欲しいので
では良いお年を…♡
幸多い一年になるように願っています
1年間を振り返る
今年も今までと同様にたまにする人間断捨離をし、
今気分が良い
大した出来事もなく、
ストレスを溜める様な事もできるだけ避けて来れたんじゃないかと思う
まさか、この年の瀬に今年1番ショックを受ける出来事を知る事になるとは…
なんて事はない
元彼が離婚していたのだ
元彼の中で彼は特別で、
別れても何十年と友だち関係だった
1番長く付き合った人で、
お互い面倒くさい性格で理解されずらい所もある私たちは、お互いの良き理解者でもあったと思う
別れてからは、流れでやってしまうとかも一切なく、せいぜいスキンシップはハグぐらいだっただろう
私は昔から男女関係なく、ハグはよくする奴だ
この年末何かぶりに私達は会う事にした
泊まりで会う事に
地元ではなく、離れた場所で飲みまくろーぜーと言うもんだ
私達は地元が好きではない
よく考えればおかしな話しだろうけど、私はあまり深く考えてなかった
勿論この時、離婚してるなんて知らなかったから部屋は別でとっていた
何より誰といても1人になりたくなる時間が欲しいから、絶対に私は1人部屋じゃないとダメなのだ
私が今1番好きな場所で飲む事にした
私がハマっているお店も紹介したかった
その場所を初めて訪れた彼はいいね〜、ここ!と少し興奮気味だった
でしょ、でしょ〜私が好きなの分かるでしょ〜と私も得意気味だった
お互い苦手な人混みを一緒に歩いていると、
彼がふと手を握った
ん?と思ったが年末ですごい人混みだったし、はぐれないためにだろうなと深くは考えなかった
お互いの近況報告なんかしながら、食べつつ飲み始めた頃
離婚した
と言う短い言葉が耳に入って来た
最近の事かと思いきや、すでに2年が過ぎていた
節目や相談事がない時は、お互いの誕生日を祝うメッセージ以外のやり取りは皆無だった
〝お誕生日おめでとう、離婚したって言うのもおかしいでしょ?タイミングなくて言えてなかった〟
ショックだった
するなら、もっと早くして欲しかった
何で今更…
だから、さっき手握ったんだ…
私は行動が伴ってないと嫌いなタイプだ
結婚していた時は、絶対にしなかった事だったもんな…
私は彼に子どもがいる家族を持って欲しかった
付き合ってた当時彼は本当に私の事が大好きで(勿論私も)
お互い結婚願望とか強いわけでもないのに、
彼とならと思っていた
何なら彼もそう思っていた
私が結婚するなら、この人と唯一思ったのが彼だ
私は彼から十分愛情をもらっていたけど、
彼の人生を絶対的にするには子どもを持つ事だとずっと思ってた
私以外からの愛情を受け、与える存在は彼にとって子どもしかいないと
その事で彼の中で何かが大きく変わると、生活が豊かになると私は強く思っていた
例えその相手が私じゃなくとも、そう思っていた
彼の結婚生活に子どもはいなかった
彼は頭良くて、無愛想で口数が少なくとっつきにくいタイプだ
話し方も普段はちょっと怖いって言う事も年末に知った
私といる時はよく笑うし、話し方も優しいし、ゆっくりなのに…
あんな無愛想で淡々と話されると私、怖いわ
私以外の前の姿って案外知らないもんなのか
と知らなかった一面を何十年も経って知った
離婚したって言うの聞くと、私も切り替えが早いもので、手繋ぐのも腕組むのももう何の抵抗もなかった
と言うか付き合ってた頃に戻って、このスタイルが当たり前だったんだもんなぁ…としっくり来た
と言うかこうじゃない時の方が、しっくり来てなかったのか…
長くなったので、次回に続く