Sarang

Open App

1年間を振り返る

今年も今までと同様にたまにする人間断捨離をし、
今気分が良い
大した出来事もなく、
ストレスを溜める様な事もできるだけ避けて来れたんじゃないかと思う

まさか、この年の瀬に今年1番ショックを受ける出来事を知る事になるとは…

なんて事はない
元彼が離婚していたのだ

元彼の中で彼は特別で、
別れても何十年と友だち関係だった
1番長く付き合った人で、
お互い面倒くさい性格で理解されずらい所もある私たちは、お互いの良き理解者でもあったと思う
別れてからは、流れでやってしまうとかも一切なく、せいぜいスキンシップはハグぐらいだっただろう
私は昔から男女関係なく、ハグはよくする奴だ

この年末何かぶりに私達は会う事にした
泊まりで会う事に
地元ではなく、離れた場所で飲みまくろーぜーと言うもんだ
私達は地元が好きではない
よく考えればおかしな話しだろうけど、私はあまり深く考えてなかった
勿論この時、離婚してるなんて知らなかったから部屋は別でとっていた
何より誰といても1人になりたくなる時間が欲しいから、絶対に私は1人部屋じゃないとダメなのだ

私が今1番好きな場所で飲む事にした
私がハマっているお店も紹介したかった
その場所を初めて訪れた彼はいいね〜、ここ!と少し興奮気味だった
でしょ、でしょ〜私が好きなの分かるでしょ〜と私も得意気味だった
お互い苦手な人混みを一緒に歩いていると、
彼がふと手を握った
ん?と思ったが年末ですごい人混みだったし、はぐれないためにだろうなと深くは考えなかった

お互いの近況報告なんかしながら、食べつつ飲み始めた頃

離婚した

と言う短い言葉が耳に入って来た
最近の事かと思いきや、すでに2年が過ぎていた
節目や相談事がない時は、お互いの誕生日を祝うメッセージ以外のやり取りは皆無だった
〝お誕生日おめでとう、離婚したって言うのもおかしいでしょ?タイミングなくて言えてなかった〟

ショックだった
するなら、もっと早くして欲しかった
何で今更…

だから、さっき手握ったんだ…
私は行動が伴ってないと嫌いなタイプだ
結婚していた時は、絶対にしなかった事だったもんな…

私は彼に子どもがいる家族を持って欲しかった
付き合ってた当時彼は本当に私の事が大好きで(勿論私も)
お互い結婚願望とか強いわけでもないのに、
彼とならと思っていた
何なら彼もそう思っていた
私が結婚するなら、この人と唯一思ったのが彼だ
私は彼から十分愛情をもらっていたけど、
彼の人生を絶対的にするには子どもを持つ事だとずっと思ってた
私以外からの愛情を受け、与える存在は彼にとって子どもしかいないと
その事で彼の中で何かが大きく変わると、生活が豊かになると私は強く思っていた
例えその相手が私じゃなくとも、そう思っていた
彼の結婚生活に子どもはいなかった

彼は頭良くて、無愛想で口数が少なくとっつきにくいタイプだ
話し方も普段はちょっと怖いって言う事も年末に知った
私といる時はよく笑うし、話し方も優しいし、ゆっくりなのに…
あんな無愛想で淡々と話されると私、怖いわ
私以外の前の姿って案外知らないもんなのか
と知らなかった一面を何十年も経って知った

離婚したって言うの聞くと、私も切り替えが早いもので、手繋ぐのも腕組むのももう何の抵抗もなかった
と言うか付き合ってた頃に戻って、このスタイルが当たり前だったんだもんなぁ…としっくり来た
と言うかこうじゃない時の方が、しっくり来てなかったのか…



長くなったので、次回に続く






12/31/2023, 10:06:06 AM