まっちゃ

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5/6/2024, 2:23:30 PM

【明日世界が終わるなら】

学校のチャイムが鳴る。
ホームルームが終わり、教室には私一人だけとなった。

なぜ帰らないのかって?
私は待ち合わせの時間まで
ここで暇を潰しているからだ。

窓から見える校庭を見ながら
「…告白とか…じゃないよね??」

とかボソッと声に出してしまった。

??「だったら、どうする??」

と低い声で誰かに言われ振り向く

「え……?う、うそだよね??」

この学校で1番人気の男子生徒。
Kくんだった。

「嘘じゃなくて、ホントだよ。罰ゲームとかでもない……本気だよ、小さい頃からずっと……」

と、頬を赤らめながら私に告白してきたのだ。
確かにK君と私は幼なじみで小さい頃
一緒に遊んだりもした仲だ。

「……私なんかで良いの?」

と返事をすると彼は頷いて手を握ってきた。

「明日世界が終わっても、君と一緒にいたい」

と言われた。

ちょっとキザなセリフだけど、私はOKをだした。


5/5/2024, 9:58:02 AM

【耳を澄ますと】

私の家は都内からすごく
離れた場所で暮らしている。

近くに公園があるのだが
そこから子供たちの声が聞こえる。

「いい天気だなぁ〜」

今日は5月5日こどもの日
こいのぼりや兜を
飾っているのだろうか?

あっという間に時間が経ち
外も暗くなってきた頃

耳を澄ますと
虫の声も聞こえてきた。

「もうすぐ夏になるのねぇ」

と母の独り言が聞こえた。

5/3/2024, 3:11:09 PM

【二人だけの秘密】

今日も暑い日が続いていて
私はゆでダコになりそうな感じだった。

「ただいま〜」

声をあげて玄関で靴を脱ぐ。
ニャーという声も聞こえて
飼っている猫が迎えてくれる。

階段からドタドタと降りてくる音も聞こえ
さっきまで寝ていたのか寝癖がついている
犬も迎えてくれた。

私の癒しの2匹のペット。

そして、出迎えてくれたと思った犬は
また自分の寝床に戻っていくのであった…。



(そういえば、冷凍庫にアイスがあったよなぁ…)

と思いリビングに
通学バックを置き冷凍庫を漁る。

「あ、あったあった!」

私の大好きなアイス。
パッケージから、取り出し口に含む。

「んーっ!冷たくて美味しい!」

ふと、目線がこちらを見ているのに気づく。

「ニャー!」

「あ…手と口を洗うの忘れてたね笑」

じーっと見る猫。

「…ふ、二人だけの秘密ね?」

と言って家族に内緒で
猫にチュールをあげたのは
言うまでもない。

5/2/2024, 4:21:12 PM

【優しくしないで】

飼い主はいつも僕じゃなくてあいつを撫でる。
僕より賢いし、飼い主の言うことを聞く。

反対に僕は気まぐれな性格で、
やる時とやらない時の差が激しいのかもしれないけど、
そこは僕の可愛い所…でしょ??

僕だって寂しい。
遊んで欲しい時だってある。

だから、今日は振り向かせる為に
お気に入りの猫じゃらしを持ってった。

でも…
飼い主は見向きもしない。

「ニャー…」

声を掛けても、振り向いてくれない。





時間経ってから
僕に優しく接してきた。

僕は嫉妬した。
猫の僕より、犬のあいつが良いんだろ!

「シャー!!」
僕は、猫パンチを繰り出した。

飼い主は、びっくりして悲しい表情をしたが僕は知らない。

窓が少し空いていたので、いきよいよく飛び出した。


何日経ったか分からない。
目が掠れている。
よく見えない…。

聞いた事のある声が聞こえる。
耳をそっちに傾ける。
どんどん近くに来ているように聞こえる。

「……ニャー……」

優しく何かで包まれる。
暖かい手で頭を撫でられる。

優しくしないで。
僕は、悪い子だよ?
なんで、優しくするの?

優しくしないで…
優しくされたらまた好きになっちゃうじゃん。



5/1/2024, 4:27:24 PM

【カラフル】

どんな色が好き?
赤色?青色?黄色?

紫とかオレンジも好きなのかな?

私はね…
元気な時は、黄色。
落ち込んでる時は青色。
恋をしてる時は…ピンク。

そう、色んな色をしている君が1番好き。

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