【明日世界が終わるなら】
学校のチャイムが鳴る。
ホームルームが終わり、教室には私一人だけとなった。
なぜ帰らないのかって?
私は待ち合わせの時間まで
ここで暇を潰しているからだ。
窓から見える校庭を見ながら
「…告白とか…じゃないよね??」
とかボソッと声に出してしまった。
??「だったら、どうする??」
と低い声で誰かに言われ振り向く
「え……?う、うそだよね??」
この学校で1番人気の男子生徒。
Kくんだった。
「嘘じゃなくて、ホントだよ。罰ゲームとかでもない……本気だよ、小さい頃からずっと……」
と、頬を赤らめながら私に告白してきたのだ。
確かにK君と私は幼なじみで小さい頃
一緒に遊んだりもした仲だ。
「……私なんかで良いの?」
と返事をすると彼は頷いて手を握ってきた。
「明日世界が終わっても、君と一緒にいたい」
と言われた。
ちょっとキザなセリフだけど、私はOKをだした。
5/6/2024, 2:23:30 PM