香音

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1/10/2026, 12:43:37 AM


       月のひかりと陽のひかり
       互いを照らす耳を澄ます
       見えるもの見えないもの
       どちらにも集中せよ心の
       中を鎮めよ小さな願いが
       微かに香るそれを掬えよ
       丁寧に扱えよ壊れぬよう
       磨けよそして天へと放て
       夜明けに見える三日月は
       空の青色と同化してゆく
       静かにただ目覚めてゆく







      
       

1/9/2026, 12:06:47 AM

 

      青空に溶け込んだ眩しい光
      ジェリービーンズの雲の色
      山頂から眺める景色が好き
      肌に伝わる透き通った空気
      深呼吸をするひとつになる
      新雪を滑るのは最高の贅沢
      小さな足跡は何処へ続くの
      山が呼んでいる風がうたう


     

1/8/2026, 2:44:45 AM


     愛することを忘れた鳥たちのうた
     何処か祈りにも似ている囁きは風
     忘れ物をしてしまったの秘密の扉
     開けられるのはきっと眩い光の子
     秋に咲いた桜の木の下で春を待つ
     遠からずその日は訪れる信じてる
     今はまだ見えていないの夕暮れに
     雨が雪に変わる降り積もる静寂に
     真白に溶けて溶かされて空を見る


                『雪』


12/30/2025, 10:28:53 PM


      深く深く潜って深呼吸をする
      宝石みたいに瞬いた光の粒は
      上へ上へ上昇する顔を上げて
      笑って幸せは向こう側にある
      何万年の時がひとつになる時
      私はゆっくり溶けてゆく風が
      背中を押してまた歩き出して
      ふと立ち止まって繰り返して
      少しだけかみさまに近づいて
      目を覚ます人間のこころとは
      大きくなったり縮んでみたり
      なんと忙しくしていることか
      牡丹の花弁のような雪が舞う
      手のひらで咲いた唇に寄せた


12/24/2025, 11:29:53 PM


     包装紙を開ける時の匂いが好き
     クラムチャウダーの野菜を刻む
     ことことと歌うよ耳を澄ませて
     外は雨少しだけホワイトな夜に
     わたしは誰かの愛から生まれて
     わたしは誰かの愛に支えられた
     血液みたいに循環しているのは
     見えないけれど確かにあるもの
     あの時のわたしは何も知らない
     雪の真白に溶けて思い出すのは
     あの人の優しい声と笑った顔と
     
      
         『遠い日のぬくもり』

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