終わりと始まり
忘れたいことも
思い出して全部
悲しみも喜びも
私を呼び覚ます
心が溢れたなら
そのまま揺れる
また戻ればいい
拡張する中庸に
存在したい私の
意義を探してる
『記憶の海』
ちいさな星たちはパステル色の
柔らかな輝きを放っていた朝の
澄みきった空とにっこりと笑う
お日さまの光とカフェラテの雲
もこもこにして浮かべてみたい
きっと夢が叶うはず夜を駆ける
あの王子さまは知らないままに
旅をする希望を乗せた鳥たちと
今日も明日も明後日もずっとずっと
おだやかな日々でありますように、
あちらこちらに散らばっていた宝物
ひとつひとつ拾い集め見せてくれた
しあわせは風に乗って吹くふわりと
どこかでまた会えるかなたくさんの
ありがとうを贈るよ空の色に染めて
『青い青い』
瞳はいつも周りを見てる
わたしを映す鏡は心の中
誰も見えない分からない
わたしだけしか映らない
優しい風では気付かない
波音を揺らした強く強く
あなたがいてくれたから
わたしを理解できたのだ
雨が降る新緑の香と共に
はじまりは永遠の旅へと
『風と』
はなひらくとき
かたいつぼみが
ふくらんでゆく
ときのまほうの
はざまにゆれる
ゆっくりがいい
ゆっくりでいい
はなのいのちは
ときのまたたき
きのうのつづき
いまをいききる
わたしをつくる
『軌跡』