目の前に広がる世界は自分が
作り出しているなんてさ君は
信じるかい信じられないかい
地球がふたつに分かれ始めた
どちらに行くのも自由意志だ
キラキラとギラギラだったら
どちらを選択したい?きっと
今迄のように行ったり来たり
出来なくなるよ明け方に輝く
星が僕に囁いたんだ夢なのか
現実かは関係ない僕の答えは
決まっていたんだ最初からね
君なら分かると思っているよ
『ただひとりの君へ』
世界地図を広げた
龍のカタチをした
ちいさな国がある
生まれてくる前に
住むのなら此処と
決めた何故ならば
八百万の神さまが
見えたから感謝と
祈りがあったから
地球は青く美しい
住人の心構えは何
宇宙のルールは何
忘れていないかい
旅人だってことを
汚しては駄目だよ
僕らの持ちものは
ひとつもないんだ
『手のひらの宇宙』
わたしが忘れていたときも
あなたはいつもそばにいた
坂道を歩いた背中を押して
桜が咲く優しく頬を撫でた
あの海でスカートを揺らす
境内の大きな木の側にいて
くるくる踊る様子を見せた
雪の精を連れてきたあの日
あなたの強さを知っている
ずっとずっと前からきっと
『風のいたずら』
友達を大切にするんだよ
友達に優しくするんだよ
幼かった私はその意味が
分からなかった大人達は
早くこちらへ来なさいと
手招きするよう急かした
私はそこには居なかった
ゆっくり大人になっても
よかったなと思ってる今
ちいさな私が泣いている
『透明な涙』
ひとりになりたいときがある
ひとりになれないときがある
なんて贅沢な悩みなんだろう
ひとりは自分と向き合う時間
見えないものを見つめる時間
彷徨いながら行ったり来たり
いつもと同じ場所に着地する
雨の音を懐かしむ静かに降る
雪は青みがかった空に似てる
自分を忘れてしまうくらいに
情報が溢れている大地に足を
平穏はこころの中に隠れてる
『そっと』