ふうっとついた溜息が
上へ上へと結晶になる
その様は雪が降る朝の
光にも似ていた虹色の
粒はひらひらと掌の上
ナナカマドの赤い実が
雪の真白を際立たせて
鳥の囀りは讃歌となる
見上げている空は青く
いつも遠くいつも側に
『たくさんの想い出』
部下が仕事をしやすい
環境を作るのは上司の
役目ではないですかと
詰め寄りたい気持ちを
抑えている眠れない夜
何を考えてるんだろう
なんて思い巡らせたら
金曜日の夜が勿体無い
休日はしっかり休もう
お勧めはもちまるです
壊れてしまってからとか
居なくなってから初めて
気付くなんてナンセンス
南西の空に光る一番星が
こちらを見ていた灰色の
雲の隙間に隠れながらも
世の中は未知に溢れてる
適当なコト言わないでよ
あんたなんてダイキライ
素直じゃないないつもの
ことだそんな所もキミの
愛すべきひとつだけれど
まあるくなろうとしてる
月が揺れた揺れて揺れた
『また会いましょう』
こくんと飲んだ塊
青い星で生きる為
地上を闊歩する為
目に見えるそれが
全てのようだけど
大切にしてるのは
皆違うようだから
忘却は喜びなのか
悲しみか思い出す
時期が来たのなら
きっと見えるはず
『飛べない翼』
あちこちに散らばっていた
ピースがひとつのカタチを
作っていくようにカチリと
音を立て大きくなってゆく
可能性はいつも無限に有り
あなたはそれを信じること
心配の種は時折邪魔をする
道を切り拓いてゆく準備が
整ったであろうその時には
安心して送り出すがいいと
教えてくれた日が昇る前に