五十鈴川のせせらぎ
翡翠の色は雨上がり
鳥の囀りは響き渡り
私の耳元で風となる
踏みしめたお白石に
降る雨は霧のように
厳かに舞う束の間の
時は少しだけ遅れて
心を濡らす音も無く
あんなにも和やかな
雨色を私は忘れない
『脳裏』
はじまりはここから
よく聞いておくれよ
立ち止まる時がある
不平不満ばかりでは
遠去かることがある
どうやったらいいか
良くなるかを考える
全て自分が選ぶ道程
良きことしかないぞ
良きこととは心の糧
鏡に映る我を磨いて
清浄を保つことから
はじまりはここから
『一筋の光』
曇りガラスに書いたサヨナラ
葉を落とした木々は寂しげに
キミからもらったマフラーは
深い海の色を携えてわたしを
暖めてくれている変わらずに
向かい側の席の見知らぬ人が
あなたによく似合ってるわと
微笑みかけた会釈をして返す
流れていたTake The A Tainを
ぼんやりと聴いたテーブルに
運ばれてきたキミとの想い出
『紅茶の香り』
星がひとつまたひとつと
輝きだすようにあなたの
ことが見えてきたのなら
きっともっと好きになる
無理をしたなら続かない
雨が降るなら傘をさして
晴れたら空に虹を探そう
宝物の地図は心の中心に
あるがままでいたのなら
道は広がってゆくよ必ず
残るものは真実のカタチ
まあるくまあるく磨いて
まあるくまあるく育てて
心が映る持つべきものは
『友達』
たんぽぽの綿毛
風になる飛んだ
流れていくまま
身を任せたまま
どこかで降る雨
泣いてるように
洗い流すように
あちらこちらで
咲く色は陽の光
風は春を連れて
季節は巡ってる
『行かないで』