香音

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11/10/2024, 7:28:36 AM


        五十鈴川のせせらぎ
        翡翠の色は雨上がり
        鳥の囀りは響き渡り
        私の耳元で風となる
        踏みしめたお白石に
        降る雨は霧のように
        厳かに舞う束の間の
        時は少しだけ遅れて
        心を濡らす音も無く
        あんなにも和やかな
        雨色を私は忘れない       
       

             『脳裏』

11/6/2024, 12:11:00 AM

        
        はじまりはここから
        よく聞いておくれよ
        立ち止まる時がある
        不平不満ばかりでは
        遠去かることがある
        どうやったらいいか
        良くなるかを考える
        全て自分が選ぶ道程
        良きことしかないぞ   
        良きこととは心の糧
        鏡に映る我を磨いて
        清浄を保つことから
        はじまりはここから
        
      
           『一筋の光』

10/28/2024, 12:30:30 AM


      曇りガラスに書いたサヨナラ
      葉を落とした木々は寂しげに
      キミからもらったマフラーは
      深い海の色を携えてわたしを
      暖めてくれている変わらずに
      向かい側の席の見知らぬ人が
      あなたによく似合ってるわと
      微笑みかけた会釈をして返す
      流れていたTake The A Tainを
      ぼんやりと聴いたテーブルに
      運ばれてきたキミとの想い出
        

           『紅茶の香り』

10/26/2024, 12:23:26 AM


       星がひとつまたひとつと
       輝きだすようにあなたの
       ことが見えてきたのなら
       きっともっと好きになる
       無理をしたなら続かない
       雨が降るなら傘をさして
       晴れたら空に虹を探そう
       宝物の地図は心の中心に
       あるがままでいたのなら
       道は広がってゆくよ必ず
       残るものは真実のカタチ
       まあるくまあるく磨いて
       まあるくまあるく育てて
       心が映る持つべきものは
                                             
         
             『友達』

10/25/2024, 12:48:04 AM

      
         たんぽぽの綿毛
         風になる飛んだ
         流れていくまま
         身を任せたまま
         どこかで降る雨
         泣いてるように
         洗い流すように
         あちらこちらで
         咲く色は陽の光
         風は春を連れて
         季節は巡ってる
         
                                      
         『行かないで』

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