香音

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11/12/2024, 6:42:27 AM


        こくんと飲んだ塊  
        青い星で生きる為
        地上を闊歩する為
        目に見えるそれが
        全てのようだけど
        大切にしてるのは
        皆違うようだから
        忘却は喜びなのか
        悲しみか思い出す
        時期が来たのなら
        きっと見えるはず        
        

         『飛べない翼』

11/10/2024, 8:26:06 PM


      あちこちに散らばっていた
      ピースがひとつのカタチを
      作っていくようにカチリと
      音を立て大きくなってゆく
      可能性はいつも無限に有り
      あなたはそれを信じること
      心配の種は時折邪魔をする
      道を切り拓いてゆく準備が
      整ったであろうその時には
      安心して送り出すがいいと
      教えてくれた日が昇る前に


11/10/2024, 7:28:36 AM


        五十鈴川のせせらぎ
        翡翠の色は雨上がり
        鳥の囀りは響き渡り
        私の耳元で風となる
        踏みしめたお白石に
        降る雨は霧のように
        厳かに舞う束の間の
        時は少しだけ遅れて
        心を濡らす音も無く
        あんなにも和やかな
        雨色を私は忘れない       
       

             『脳裏』

11/6/2024, 12:11:00 AM

        
        はじまりはここから
        よく聞いておくれよ
        立ち止まる時がある
        不平不満ばかりでは
        遠去かることがある
        どうやったらいいか
        良くなるかを考える
        全て自分が選ぶ道程
        良きことしかないぞ   
        良きこととは心の糧
        鏡に映る我を磨いて
        清浄を保つことから
        はじまりはここから
        
      
           『一筋の光』

10/28/2024, 12:30:30 AM


      曇りガラスに書いたサヨナラ
      葉を落とした木々は寂しげに
      キミからもらったマフラーは
      深い海の色を携えてわたしを
      暖めてくれている変わらずに
      向かい側の席の見知らぬ人が
      あなたによく似合ってるわと
      微笑みかけた会釈をして返す
      流れていたTake The A Tainを
      ぼんやりと聴いたテーブルに
      運ばれてきたキミとの想い出
        

           『紅茶の香り』

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