それは恋にも少し似ていた
キミとの間に芽生えたモノ
時を駆け抜けた爽やかな青
雨上がりの空みたいな輝き
キミはボクでボクはキミで
境界線が見えないくらいに
蜃気楼が見えたんだあの日
小さなことが大きくなった
分かってあげれないなんて
傲慢な考えのひとつなんだ
分かって欲しいんだなんて
期待は破壊の道へ進むんだ
ボクはいつも考え過ぎてる
何も考えてないフリをして
真夜中シーグラスを探して
『友情』
私は何かと尋ねる時
確かに存在していた
強く吹く向かい風に
負けるもんかと鳴く
揺れていたあの日に
咲いていた私は星に
ひとつ願いをかけた
幸せを教えて下さい
喜びを教えて下さい
天ばかりを見ていた
ぽつりと降った雨は
優しく濡らした私を
ひとりではなかった
それは足元にあった
大地と繋がっていた
『花咲いて』
ラグジュアリーな雰囲気でお願い
すこしだけシートには拘りたいの
駄目にしないくらいのふかふかで
ちなみに人数に制限はありますか
あの人もこの人も誘ってみたいの
こんな経験はなかなかないでしょ
食事は特にこだわりはないですよ
あるのは牡蠣のアレルギーくらい
メインのお料理はお魚がいいわね
オールインクルーシブだとしたら
一人あたりおいくらになるかしら
『もしもタイムマシンがあったなら』
聖なる名前のその中に
母なる音色のA Iがある
扇風機の前で声を出す
笑ったキミを思い出す
予報にはない雨が降る
庭の花々が揺れている
陽の光りが差している
遠くにある虹を探して
エアコンが効いた車内
エスプーマのふわふわ
かき氷が恋しくなった
『今一番欲しいもの』
星に生まれた子ども達
似ているようで異なる
得意分野はそれぞれに
ひとつの物語を繋いで
いくつもの時を駆けて
成熟しているオトナは
怖がらせたりはしない
傷つけることをしない
人の痛みを知っている
私たちが生まれる意味
何処へ向かっているの
蒔いた種は育ってゆく
どんな花を咲かせるの
何千年もの旅の果てに
私だけ、のストーリー
『私だけ』