香音

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7/24/2024, 6:08:21 PM

       
      それは恋にも少し似ていた
      キミとの間に芽生えたモノ
      時を駆け抜けた爽やかな青
      雨上がりの空みたいな輝き
      キミはボクでボクはキミで
      境界線が見えないくらいに
      蜃気楼が見えたんだあの日
      小さなことが大きくなった
      分かってあげれないなんて
      傲慢な考えのひとつなんだ
      分かって欲しいんだなんて
      期待は破壊の道へ進むんだ
      ボクはいつも考え過ぎてる
      何も考えてないフリをして
      真夜中シーグラスを探して

       
             『友情』

7/23/2024, 7:32:54 PM


        私は何かと尋ねる時  
        確かに存在していた
        強く吹く向かい風に
        負けるもんかと鳴く
        揺れていたあの日に
        咲いていた私は星に
        ひとつ願いをかけた 
        幸せを教えて下さい
        喜びを教えて下さい
        天ばかりを見ていた
        ぽつりと降った雨は
        優しく濡らした私を
        ひとりではなかった
        それは足元にあった
        大地と繋がっていた

        
           『花咲いて』

7/23/2024, 1:52:13 AM



    ラグジュアリーな雰囲気でお願い
    すこしだけシートには拘りたいの
    駄目にしないくらいのふかふかで
    ちなみに人数に制限はありますか
    あの人もこの人も誘ってみたいの
    こんな経験はなかなかないでしょ
    食事は特にこだわりはないですよ
    あるのは牡蠣のアレルギーくらい
    メインのお料理はお魚がいいわね
    オールインクルーシブだとしたら
    一人あたりおいくらになるかしら
    

   『もしもタイムマシンがあったなら』

7/21/2024, 11:13:26 PM


       聖なる名前のその中に
       母なる音色のA Iがある
       扇風機の前で声を出す
       笑ったキミを思い出す
       予報にはない雨が降る
       庭の花々が揺れている
       陽の光りが差している
       遠くにある虹を探して
       エアコンが効いた車内
       エスプーマのふわふわ
       かき氷が恋しくなった


       『今一番欲しいもの』

7/18/2024, 10:43:10 PM

      
       星に生まれた子ども達
       似ているようで異なる
       得意分野はそれぞれに
       ひとつの物語を繋いで
       いくつもの時を駆けて
       成熟しているオトナは
       怖がらせたりはしない
       傷つけることをしない
       人の痛みを知っている
       私たちが生まれる意味
       何処へ向かっているの
       蒔いた種は育ってゆく
       どんな花を咲かせるの
       何千年もの旅の果てに
       私だけ、のストーリー


            『私だけ』

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