だらだらと続いている
なんとなく分かってる
終止符を打つのは誰か
いつか聴いたスピッツ
エンドロールが流れる
キミの名前を見つけた
席を立ち始めた観客者
湿気ったポップコーン
おぼろげなスクリーン
光が差し込んだ、今
『終わりにしよう』
楽しく歩こうよ
歩幅を合わせて
ゆっくり行こう
離れないように
迷わないように
暗闇は注意して
悩み事があれば
一人で抱えずに
相談をすること
キミとだったら
ちいさな喧嘩も
たまには許そう
泣きたいときは
思いきり泣いて
たくさん甘えて
また笑えばいい
キミとの距離感
『手を取り合って』
気がついた時には
競争の世界だった
そうやってみんな
生きてきたんだよ
争いたくなくても
比べたくなくても
頑張って頑張って
頑張って頑張って
でももうそろそろ
いいんじゃない?
争いたくないもの
比べたくないもの
日が昇り朝が来て
夜になり月が浮ぶ
其々の場所があり
輝ける場所があり
他の誰かではなく
わたしのまま、
それがいいのに
『優越感、劣等感』
ボクは知らない
なにも知らない
キミは泣いてる
なにも話さない
湿った空気の中
時計の音だけが
低く乾いていた
気付かなかった
キミの気持ちに
いや違う本当は
最初からボクは
知っていたんだ
キミの瞳の中に
ボクは映らない
ねぇボクらはさ
孤独に繋がれた
見えない鎖の荊
いつもみたいに
このまま二人で
喜劇にしようよ
道化師のままで
『これまでずっと』
キミからの
メッセージ
おやすみの
たった一言
待っている
溶け切った
ロックの氷
うたた寝の
ボクの夏は
今夜も暑い
『1件のLINE』