NoName

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7/23/2024, 10:08:53 AM

黄色い花を咲かせては、白いわた毛をつけるタンポポの花。

いっそのこと

この気持ちも思い出も全部

風に乗せて飛ばしてしまいたい。

あなたの元へは届かないと分かっているけれど。

/花咲いて

7/17/2024, 11:14:45 AM

異国で出会ったあの子。

名前も知らない。

年齢も国籍も何も知らない。

私と同じように旅行で来ていたのか、現地の人なのかも分からない。

言葉を交わした記憶もない。

ただ、ホテルのロビーで一目見たとき、何かを感じた。

翌日、ホテルのプールで再会した。

一緒に遊ぼうと言った記憶も、言われた記憶もない。

でも、気づいたら二人で楽しく遊んでいた。

水しぶきを浴びながらはしゃいだあの日。

あの子が日本語を喋っていたのか、他言語を喋っていたのかは分からない。

あの子の声を聞いたかも分からない。

だけど、確かに心は通じ合っていた。

言葉ではなく、何か別のものを介してコミュニケーションを取っていた。

確かに見えない何かで繋がっていた。

どんなにまた会いたいと願っても、私はあの子を知らない。


/遠い日の記憶

7/15/2024, 12:29:26 PM

今でさえごくたまにしか会えないのに、
来年になったらもっと会えなくなる。

そう思ったら、胸がきゅーっとなって、涙が出てくる。

だから、いい加減あなたのことを考えるのは終わりにしよう。少しでもすれ違うことを期待するのはやめよう。

そう誓うのに、、、

結局、「こんにちは」と言われただけで気持ちがブワーッと溢れ出てしまう。

その一言で一日を生きれるくらい、大好きなんだなって気付いてしまう。

だから、嫌いになりたい。
好きでいるのはもうやめたい。

でも、遠くから見つけるだけでも幸せに感じてしまう。

そんな、
終わりのないループ


/終わりにしよう

7/13/2024, 12:34:32 PM

"相対的"な自分ではなく、"絶対的"な自分でありたい。

見る相手で良くも悪くもなる自分よりも、

何が好きなのか。何になら夢中になれるのか。

自分の目標には何が足りないのか。

そこに目を向けられる自分になりたい。


/優越感、劣等感

7/12/2024, 11:07:39 AM

数学は嫌いだ。
やってもやっても全然できない。
期末テストで25点なんか取っちゃってさ。

だけど、先生の一言で見方が変わった気がする。

「円はこの世に存在する最も美しい図形ですね」

数学の教師として数学をずっとやってくれば、円なんていくらでも目にするだろうに、それでも「美しい」と思い続けることができるその感性がどれほど素敵か。

純粋に数学が好きなんだろうな、とふと思った。

言われてみれば確かに、授業中先生の目はいつもキラキラしている。
楽しそうにしているのを見ると、こっちも楽しくなる。

これまではずっと、数学なんて「使わない」「意味がわからない」「学び甲斐がない」「解けて初めて面白いと感じるもの」と思っていたけれど、今の先生に出会ってからは、"学問としての数学"に興味を持つようになった。

先生の見ている世界を自分も見てみたい。


/これまでずっと

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