康人

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1/7/2024, 10:31:30 PM

おはようの雨

君がいない午前7時
朝歩いていたね二人
こうして雨が降ると
君を思い出す
"どうして?"

聞いて欲しい今朝の雨
夜テレビを付けた時に
アラーム スコールのような
雨が降るって

山の天気は変わるから
この旅館が最後だね
不安な 目覚めになるね
陽は見えないね

突然の雨予報
それでも二人身を寄せた
辛くなったのかな
色々思出して苦しくなり
重くなったのかな
君は不安で泣いてた

神様もしいるのなら
結び合わせてください
今でも貴方に頼って
膝を揃えて生きています
あの人は髪を残して
顔も見えなくなりました
言葉足らずな私を
どうかお許しください

あの時二人懐かしんだ
遠い旅路を楽しんだ
苦しみ 半分分け合って
それでも 喜びだけは
2人分だった

ゴルフに行ってカフェに寄る
幸い二人は良く似てた
着ていた オレンジのコート
今では それだけが
私達と違う

いつかの別れだけ
一人で残された君は
笑顔で別れを告げたね
僅かに心はどよめいて
寂しくなって
泣いて許しを求めた

信じた祈りが届くなら
声を聞かせてください
どんなに朝が来ても
膝を抱えて泣いています
あの人は花を残して
根も見えなくなりました
不器用な私を
どうか慰めてください
 
結露する心の窓に
寂しさを笑えない
外が暖かくても
冷たい心の中が
小さく泣いている

神様どうかもう一度
チャンスを作ってください
今では私は元気になって
膝を真っ直ぐ歩いています
あの人も素敵だったけど
未練残して歩けなくなりました
あの人のことも
強く願わせてください

信じた光が輝くなら
日を歩かせてください
こうして歩いてゆく道を
膝を真っ直ぐ座っています
あの人も似ていたけれど
ニコって笑えませんでした
これからの事を
強く希望させてください

1/6/2024, 12:28:41 PM

燦然黒夜

印す手に誘われた
君色の残忍な男(マドル)
ポスターに載った
その男は酒を壊した
痛みを痛みとせず
瞳を瞳としなかった
交差点(クルセ)に差し掛かり
燦然とした人を見た
その人は目に色がなく
衣に純貴を纏わせ
その男を変えた
運命の天使が
二人を結び合わせた
互いで絶望を奏でよう
その意思が働いたから
両脚に迷いがなかった
旅は果てしなき孤独を癒やす
ブランデーの香りが主義(イズム)
門の神(ヤヌス)がマドラーを握らせた
その人が混ぜる仕草は幻想的だ
故郷に戻ったらマレーシアの麺(ラクサ)でも食べよう
二人はそれぞれを懐かしみ
燦然黒夜を祝った
それぞれのストーリーが
映画を催すまで
運命は諦めなかった
某が某を優しく殺めるまで
日の目を浴びるなら
それは今日が最後さ
そう言って眠りに落ちるまで

1/5/2024, 7:03:09 PM

縁慕

細やかな愛を貴方に贈る
この古道は遠く離れた貴方に
確かに続いている道だから
この暗い街並みを歩く
雨に濡れ無気力に溺れながら
ふと眼の前が強力なライトに照らされ
顔の前で手を交差させた
意識は朦朧となり脚の感覚がなかった
爺ちゃん爺ちゃん
そう叫びたいのに眼の前のベッドは手が届かない
また暗い街並みで歩いていた
サイレンの音も無い 月の光が雨水を照らした
古い街道をただすたすたと
不思議と疲れはしない
夢を見させて そう聞こえた

1/5/2024, 8:48:45 AM

絶望初詩

肺が漆黒に染まる
朝夕暮れ昼でさえ
微動だにしない人を
微細さに屈した私を
僅かな光であった
数秒前貴方を知るまで
浙江省紹興市
酒に酔えども
彷徨いはない
黒龍江省哈爾浜市
彼に酔えども
流離いはない
身が掻き毟られる
身体は熱を失ない
そのまま落ちぶれ
希望も一つもない
黒く潰された絵が
今日まで色のない
唯一の闇だったが
それを私は白くし
真実を見抜けない
起きて陽を浴びて
夜毎に髪を洗って
希望の水を浴びて
苦労を水の泡にしても
私は躊躇いがなかった
自らを生とし
死を理性の崩壊としたことを
寧ろ崩壊すれば良い
優しく導こう
君を絶望へと
彼に靡かせ
君を奪おう
漆黒の扉に
縛られた椅子を
蹴ることもない
そうと知って
そうするのだから