海喑

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1/23/2023, 11:30:05 AM

君といつも通り話していると君は私に、
「あのさ海夜。俺海夜ともう一緒にいるのは疲れたんだ。もう離れよっか。」
「えっ…」
私は声を失った。君がこんなことを言ってくるとは思ってはいなかったから。
そのあと、私は頑張って声を振り絞り、君の裾を掴んで言った
「どうして?私が悪いことしたとするのなら、それを私ちゃんと直すよ?!君が私の容姿が嫌いなんだったら
頑張って可愛くする!だから、お願い!私をひとりにしないでよ…!」
「そんなことする君が嫌いなんだ!もう俺に引っ付いてくるのはやめてよ!」
と言って、私の裾を掴んでいる手を振り払って、走ってゆく。
私は君を追いかけた。
だけど君の背中は遠かった。
私はついに諦め、道に蹲った
分かってた。君とは結ばれないこと。
君は私のものでは無いこと。ううん、誰のものでも無いこと。
いつまでたっても私は片思いだってことも
分かっていたのに、こんなにも胸が苦しい
君と一緒に居ないことで、こんなにも私は弱くなるんだって、知って。
そこで泣いてしまった。
君という存在は、どんなに大事なものだったか。
私はその時、初めて知った。
そんな時、私は目を覚ました。
気づけば私の枕が涙でグッショリ濡れてしまっていた。
カバーを外し、ネットに入れ、洗濯機にぶち込み、洗濯機を回す
その間、君と話していた。今日見た夢のことを
そのことを送信した瞬間、
君から
「夢で、本当に良かった。」
と言っているのを少し疑問に思いながら
スマホに向かって話しかける
「こんな夢を見たよ。私。」
ーこんな夢を見たー

1/22/2023, 12:34:18 PM

私の目の前に、タイムマシーンが突如として現れたとしても私はそれを使わないでしょう
過去に行ったら失敗もせずに、成功だらけの人生にきっとなるでしょう
未来に行ったら、私が戻った時に未来予知ができる人になり、世界に注目され、有名になると思います
ですが、私はそれを全くと言っていいほど望みません
確かに成功だらけなら、人生はイージーモードに変わり、楽できるでしょう
確かに未来予知が出来たら、テレビに引っ張りだこ。あと色んな雑誌等々に。
お金も貯まり、色んなものが買えます。
ですが、私はそれで、幸せとは言えません
何故って?
私はあの時、間違えたからここにいるんです
あの時、間違えたから君と出会えたんです
あの時、私が全て成功していれば、
私は必ずと言っていいほど君とは会えなかったでしょう
失敗は人を招く物
失敗は運命を自分のところに手繰り寄せるためにあるのでは無いのでしょうか
失敗は成功の母、と言うでしょう。
失敗したからこそ、そこから改善点をみつけ、また前へ進めると思うんです
私は成功を拒絶しているように思えるでしょうけど、そうでは無いのです。
成功したままだったら、色んなことを学ばずに終わる
経験は乏しいままになると思うのです
私個人の考え、感想ですけどね。
だから、私は過去に行くのが嫌なのです
そして、未来に行くのは遠慮するでしょう
だって、未来のことを話して、有名になって、色んな場所から引っ張りだこになってしまったら、
君と話せなくなってしまいます。
未来のことを話すより君と話すことの方がよっぽど楽しいです
くだらない話で笑って、同じ趣味の話で盛り上がり、白熱した話をする方が
私は幸せです。そんな時間を作ってくれる君が大好きです
だけど、未来のことを話して、社会貢献してもいいとは思うのですが、私は
世界を敵に回してでも、君を愛したい。
いくら、私と君以外の全人類が私のことを批判しようとも、君を愛したい
だから、私は未来のことなんてどうでもいい。
君への愛を、少しでも拒絶する人がいるのなら、
世界なんて、どうだっていい
君といれればそれでいい
私はそう、想うんです
まあタイムマシーンがあろうが、無かろうか、
私が過去や未来に行こうとするのは
滅多にないこと。
なぜなら君をあきらめる、そういうことなのだから
ータイムマシーンー

1/21/2023, 1:31:24 PM

私は夜特にすることが無かったから、外に出た。そしたら、君とばったり会ったんだ。
君は私に
「あのさ、今日星綺麗だって言うし、一緒に見に行かね?」
「うん、そうだね。私も君と行きたかったんだー!」
と言うと何故か君が一瞬だけそっぽを向いたのが少し気になったが、私は
「私ね、いい穴場知ってるんだ!一緒にいこーよ!」
「…あ、ああ、そうだな。」
「ほら、もう深夜なんだし、早く行こー!」
私は君の袖を掴み、タタッっと走っていった。
だけど道中、止まって、絵の話とかデザインを考える上での話をしつつ
私たちはそこに着いた
そこには、
無数の星、
その中でも一層きらびやかに光る、主張の激しい一等星
水色、紫色に光る星雲。
そんなものが一つの銀河としておりなっていた
天の川銀河
私は言葉を失った。あまりの綺麗さに。
少し見惚れていると、
「あのさ、俺言いたいことがあるんだ。」
と君は言ってきた。
「なあに?」
私は問う
「俺さ、君のことさ、その…好きなんだわ。」
といい終わったあと、君はパーカーのフードを被り、くるりと後ろを向いた。
その時私は
「私も君が好き。この世界の、どぉーんな人よりも君が好き。だから、恥ずかしがらずに、こっち向いてよ」
そういったら君は私に抱きついてきた。私は君を受止め、言う
「素直なんだから。」
「それは海夜が悪いだろ、」
「だって、私はこっち向いてって言っただけだよ?」
そう言うと君は私からスッと離れて、言う。
「良かった。」

「あっ、もうこんな時間だし、そろそろ帰るぞ」
君はスマホのロック画面を見せてきた。そこに刻まれた時刻は12時だった。
「そうだね。」
と言い、私は君と手を繋いで帰った。
この日の夜は、私にとっても、君にとっても、特別な夜になれたのかな
そう考えながら、私は君の大きな手を、ぎゅっと掴んだ
そんな私を見下ろし、君はふにゃっと可愛い笑顔を見せた。
そんな特別な夜が更けていった
-特別な夜-

1/20/2023, 12:33:51 PM

海の底、
それは人の感情の奥底だと思うんです
なんでって、表でにこにこしていても
裏ではいつも泣いている、そんな子もいると思うんです
そんな、表裏のある子の、本当に伝えたい感情が
ほんとに深い、海の底のようなところにあると思うんです
私はそんな海の底のようなところにある本当の感情を知りません
……知りたくないんです
私は私のことが嫌いだから、生まれてこなかったらみんな幸せだったんだろうな
と思う、自己肯定力の欠片のない人間ですもの、そんな感情知りたくありません
だけど、自分の海の底を確かめなくては、そろそろダメになってくる時期です
他人に見てもらいたいけれど自分のことなのだから
それじゃ何も解決しない。というか私の本当のことなんて、私しか分からないのですから
意味が無いのです。
でも、きっかけを作ってもらうことは出来ると思うのです
そんな、きっかけを私は作ってくれる人を見つけたかった、
今考えれば私の本当に感情というのはこれだったのかもしれません
でも最近、そんな人を見つけたのです。
まるで、海に光る海月が一桶やってきたかのように、私の心は少しだけ明るくなりました
海の底を照らす、ひとつの光のように、私は、それを頼りに
自分の心の中を、感情の奥底を、
歩いて、本当に感情を
見つけなければいけないのですね
そうなのでしょう?私にきっかけを与えた人よ
でも、心はとても広いものです。感情も。
まるで海の底のように。
だけど、そこを私は度々君を思い出して歩いていきますよ
-海の底-

1/19/2023, 12:03:01 PM

拝啓、君へ
君と一度だけ会ってみたいけど会えないので、ここで手紙のようにして伝えようと思うんだ
君と出会ったのは一ヶ月前くらいかな、君はその時から段々私と話してくれるようになったね
君のことが好きになったのはいつからだろう、君が私と話すようになった時からなのかもしれない
そう考えると私は君と会うことを心のどこかで楽しみにしてたんだと思うな。そう考えるとなんか運命みたいで少し笑えちゃう。
前述の通り、君に会えないと思う。けれど私は君と会ってみたいんだ
なんでかって、
君に私は救われたから。君に私は前を向かせてもらったから。
私ばっかり、救われてしまったから
だから君に顔を見てありがとうって伝えたい、愛してるって伝えたい
だから君に会ってみたい
だけど、君は私に会いたくないと思ってるのかもしれない。
そこが少し不安なんだ
-ああ君と会えない理由がわかった気がする
私は君と会うのが少し怖いのかもしれない
だからこんなにも弱気になってしまうんだ
そうだったんだ。
でも、これを書いてる時にそんな気はなくなった
君はそんなことは考えないと思ったから
君がそんなこと思うはずないと思ったから
だから、君にこの手紙、いや、手紙もどきを見てもらったら
君に本当の気持ちを伝えよう
君に会いたいと、あともう少し、言いたいことを君に伝えよう。
えへへ、なんか楽しみになってきちゃったな、君といつか出会えることが
本当に会える、保証は無いけれどだけど私は信じてるからそんなこと、一切考えてない
だから、私は君と会える日まで待っている
-君に会いたい-

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