『好きだよ』


春を夢見るきみは
いつも窓の向こうを
見つめてたね

だんだん陽射しの帯が
天井にはっきりと
浮かび上がって

真っ白な雲がのん気に
窓を横切ったりして

ご機嫌なのは
鼻歌でわかったよ

今でも....
きっと聞こえてくるんだ..

春の野をかけながら
手をふる君から

　　『桜』

夜な夜な帰り遠回りして
満開の下を通り抜けたんだ
確かにそんな自分がいた

時にあなたは色々な
感動、豊さ、愛しさを
伝えてくれてたんだね

そう、あなたの下で
多くの仲間と語り
そして別れを惜しんだ

ああ、あなたの下で
あの人と出逢いがあり
止むことない涙があった

こうして記憶の軸が
少し未来に移るのだね

『君と』

気持ちぴったりで
一緒に通じ逢う夢

ただの偶然だとか
疑うことなんてない


気持ちぴったりと
一緒に打つ終止符

ただの偶然だとか
疑ってもしかたない


いつまでも気になって
どこまでも気になって

『空に向かって』

　遠くのことが
　あんなにふくらんで
　心の空に浮かんでいる

　ひとつずつ
　数えているうちに
　重なったり
　追い越したり


　遠くのことが
　あんなにふくらんで
　心の空に浮かんでいる

　いっしょに
　浮かんでいれたら
　どんなにか
　楽しいだろう

『はじめまして』


　と　に　い　く
　か　く　こ　と
　し　ん　ぱ　い
　で　い　な　し
　は　め　し　と
　じ　ま　て　ね