6/13/2025, 10:26:48 AM
『君だけのメロディ』
信じられないかも知れない
鳥たちは早朝に庭木にとまり
来る日も、また来る日も
君だけのメロディで囀ずるのだ
おそらく、何百年と何千年と
そうしてきたのだろうよ
時々に知る人は彼らに感謝し
お互いを称えあってきたんだね
6/12/2025, 10:33:39 AM
『I love』
なんの気遣いか
なんの微笑みか
そんなものいらない
隣の部屋で語り会う
温もりがほしい
そっと手をしまって
くれた愛がほしい
6/12/2025, 12:02:24 AM
『雨音に包まれて』
今夜も雨が
降りつづく
降りつづく
次から次へと
降っている
凍えた風が
吹きすさぶ
吹きすさぶ
昨日の方から
吹いている
悲し顔して
すすり泣く
すすり泣く
遠くでいまも
泣いている
灯り消して
やみ見入る
やみ見入る
無数の雨音が
瞬いている
6/10/2025, 12:49:04 PM
『美しい』
咲いた
きみたちに
分別を
つけがたし
意義とか
ではなくて
花でも
人でも
夢でも
儚なき
ゆえに
美しい
6/9/2025, 12:10:46 PM
『どうしてこの世界は』
上には上
この偏差こそ
堕落か
下には下
この快楽とて
堕落か
それは、
どうしてなのか、
生きる意思
すべてが
その長さの
割り算で
この世界を
定義しきっている
だけど、
どうしてもなのか、