星乃威月

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7/14/2025, 12:18:20 PM

炎天の下、蝉がけたたましく鳴く

打ち寄せる波が、なんだか荒々しい


突然の雷が、ゴロゴロと鳴り出し
空は真っ暗な闇に包まれ
ヒヤッとした涼しい風が吹いたと思えば
突然のスコールが
バケツをひっくり返したように降り注ぐ


土砂降りの雨に打たれ
雨宿りできる場所を求めてさ迷い駆ける


行き先は?
まだ空いているか?


スコールに掻き消された先を
どうにか見抜いて駆け回る

天の怒りから逃れるように

◇─◇─◇

雨が止み
どす黒い空に、晴れ間がよみがえった

暖かな風が舞い込む


振り返れば
キラキラ輝く7色が

生還した我らに
『よくやった』と微笑みかける




ー夏ー

7/13/2025, 11:31:26 AM

広く澄み渡る太陽の下、ソヨソヨと光輝く月夜に紛れ
星は今も細々と輝いているのに
強く眩しい光に掻き消され、未だ見えずにいる


行き先を急ぐ行き交う人々に掻き消され
人に紛れて自身を見失ったように
移り変わりゆく景色に掻き消され
安らぎを求める心が掻き消されてゆくように
生きたいと願う命の光は、失われつつある


夢は、どこなんだ?
生きる希望は、今も存在しているのか?
分からない、分からないけど、自分は確かに存在してる
今も、ここに




ー隠された真実ー

7/13/2025, 6:37:08 AM

こんな真夏に風鈴を飾ったって

風が吹かない、靡かない

音もしなけりゃ、クルクルと紙が回るだけ



あと少し!あと少しで、鳴りそうなのに!



風鈴の音とは裏腹に、クルクルと回る紙切れ

今年の夏も、暑くなりそうだな……

ジージージーッと、セミの鳴き声だけが聞こえていた




ー風鈴の音ー

7/12/2025, 7:50:04 AM

俺は、とある場所に出た


無限に広がる地平線

見渡す限りの天と地の狭間


『ここは、どこなんだ?』


思いの言葉が、どこまでも反響する

答える人は、誰もいない

天と地の狭間で、たった1人


さっきまで、病院のベッドで寝たきりで

来る日も来る日も、同じ天井ばかりを見続けていたのに……


体が軽い

鉛のように重かった体が、ここへ来てから、重みを感じないんだ


『もしかして、天国か?』


夜も朝もない、ただただ続く地平線

地に足をつけてるのか、天に足がついてるのか……

それさえも、分からなくなっていた


見渡す限りの地平線

俺は、どうしたというんだ?




ー心だけ、逃避行ー

7/10/2025, 10:53:02 AM

思い描く、未知の世界

大海原を突き進み

気高い山を駆け抜けて

目指すは、理想の大自然

神秘な洞窟、突き進み

キラキラ輝く、金銀財宝

悪者倒して、勇者復活!

これで、この世も世界平和!




ー冒険ー

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