星乃威月

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6/17/2025, 2:55:23 AM

幼き日々

笑いあった場所

思い出の地


あの頃の景色は

今では別世界で

泣いても笑っても

戻っては来ない


あの頃に見てた景色は

どんなだっけ?

おぼろ気ながらに描く


「ここに道があって、家はここで

 見えてた景色は、そう、この角度から……」


向いた先には

高く聳える真っ黒なビル

過去を拒絶するかのように

立ちはだかっていた


美しかった過去になんて

すがるものじゃない‼

と、言わんばかりに


あの頃に見ていた

きれいな空

気高い山

自然豊かな草原は

微塵もなく消え去った


「もう、思い描けないよ……」


記憶の地図は

跡形もなく風化してく

そう痛感した瞬間だった




ー記憶の地図ー

6/16/2025, 4:48:34 AM

コーヒーをそそぐ

香りが漂う


ただ、それだけなのに

ホッとするのは、なぜだろう


君がいるから?

君と飲めるから?


いや、違う


コーヒーの香り漂う中で

今日も、のんびり寛げるからだと思う


有難う、マグカップ




ーマグカップー

6/14/2025, 11:39:43 AM

もしも君に、翼が生えてたら

今、何を思う?


翼のない私を

哀れに思うだろうか



もしも君に、1つだけ願いが叶うなら

何を願う?


どんなに願っても叶わない私を

可哀想に思うだろうか



もしも君が、自分と出会ってなかったら

今君は、何を思う?


心引き裂かれる思いか

気楽で心が晴れ晴れするのか



そっと聞かせて




ーもしも君がー

6/13/2025, 12:27:29 PM

機嫌が良い時は

口ずさむ君


遠くにいても

近くにいても

どこからともなく

聞こえてくるメロディ


聞いてるこっちまで

気分が良くなりそうだよ


君の微笑む声も聞けたら

大満足だ




ー君だけのメロディー

6/12/2025, 12:01:34 PM

目の前一面に広がる田んぼ


水面に反射して、雲が流れ

青空に映し出す山々

その稜線が、柔らかに揺れる


清々しい風が吹き

草の香りが、ほんのり漂う


風がそっとささやき

水面が揺れ

初夏を思わせる暖かさ



何もないけれど

都会にはない、美しい景色に

心が晴れ渡り


幼い頃の下校中

時折立ち止まっては

夕陽の移り変わりゆく景色を

じっと眺めていた思い出が

よみがえる



大自然に囲まれた、この地は

春は、桜の舞

夏は、草木に囲まれ

秋は、紅葉が舞い

冬は、雪が降り積もる


朝は、朝日のうす影に染まり

夕方は、夕陽の鮮やかさに照らされる



同じ場所なのに、異なる色

私は、この景色の、

移り変わりゆく光景が好きだ


歳を重ねた今も、心惹かれ

何年先も、同じ場所から見ていたいと

心から願う




ー I love ー

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