星乃威月

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4/23/2025, 12:34:20 AM

母親に育児放棄された、まだ目の見えない乳飲み子

生まれて間もない我が子を持つ母親に、その子を預けた

母親は、我が子同然に母乳を与え、優しく頭をなめ回す

他の兄弟も、別け隔てなく接する


母犬はスゴい

どこの誰とも分からない子にも、躊躇なく優しく接し、

食事を与え、他の兄弟と別け隔てなく愛情を注ぐ

犬兄弟もスゴい

姿模様は違えど、他の兄弟と別け隔てなく接する


血は繋がってないと知った時、

人間は、生まれてから死ぬまで、それを容易くできるだろうか


改めて考えると、母犬の愛、犬兄弟の愛は、

とても偉大で素敵だなと思える




ーbig love!ー

4/22/2025, 1:05:12 AM

ハラハラと舞う桜

音もたてずに ひっそりと

満開に溢れた思いを 胸に秘め

あなたに やっと伝わったんだと 言わんばかりに

ゆっくり ゆっくり 散り去りゆく

あなたが 泣いて寂しがらないように




ーささやきー

4/11/2025, 11:01:56 AM

「君、名前は……? 僕は──」


公園でばったり出会った、同じ制服の人

同級生なのか、下級生なのか

はたまた、先輩かもしれない

けど、声をかけずには居られなかった

同じ背格好、同じ髪

瓜二つとしか思えない出で立ちは、他人とは思えなかった


「ぼ、僕は、シンジって言います! 聞いたこと、ありませんか?」

「……シンジ?」


顔を傾げながら、考えに耽っている

最近の記憶を巡らしてるのか

それとも、過去の遠い記憶を遡ってるのか……

しばらく間が空いた後、僕の目を見て、ハッとした


「シンジって、幼い頃に生き別れた、あのシンジか?」


未だに信じられない

血が繋がってたとはいえ、長い間、会えなかったのだから


「大きくなったな! 今、何年生だ?」

「高二になります 失礼ですが、君は?」

「俺は、高三 ってことは、俺が年上だな!」


めちゃめちゃフレンドリーに話す君

初対面の兄弟とはいえ、こんなにも親しくなるものだろうか



生き別れの兄弟

長い間、話も出来なかったのに

その後も、初対面とは思えないほど、話は弾んだ




ー君と僕ー

4/11/2025, 12:52:04 AM

夢へ向かって、羽ばたいてたのは、いつだっただろう


蒼い蒼い空を、自由に飛べるように

白いキャンパスに、何でも描けてたように

何事も、自由に羽ばたけると思っていた


病気にならなかったら……

もっと早く、受診してたら……

あんなに気を付けてたのに、どうして……


後悔だけはしないよう

ただただ我武者羅に、前だけを向いて生きてきた

けど、どこで間違えたのだろう……


前へ、ひたすら前へ──

その気持ちが、良くなかったのかも知れない


夢を叶えるためには、心の余裕も大事


夢へ向かって飛ぶ

私は今も

叶えられなかった希望に向かって、歩み進めていますか




ー夢へ!ー

4/10/2025, 2:31:47 AM

面会謝絶の祖母


元気じゃないんだろうけど

元気でいることを願いたい


峠とか、多臓器低下とか……

『そんなの、気のせいだよ』って

誰かに言われたい


こんな時、どうすればいいんだろ……

残された家族が、一番心配


早く元気になってね


声に出して届けられない自分が

一番虚しい




ー元気かなー

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