憂愛

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10/3/2025, 6:04:54 PM

どうせ、明日を迎える臆病者なのに
もう消えてもいいか、と思う夜がある。
早くいなくなりたい、と願う時間がある。

一度、壊された心はハート型に戻らない。
いびつなハート型にしか修復できない。
もがいて、頑張って、どれだけ生き延びてきても
元の綺麗な心はもう、死んでる。

いてほしかった。
粉々になる前に心を守ってくれる人。

いてほしかった。
壊れた心を、さらに踏みつぶさない人。

ずっと、いてほしいと祈ってる。
いびつなハートでも「綺麗だね」って撫でてくれる人。

9/17/2025, 4:12:25 PM

人間よりもずっと、温かかった。
触れた時の体温も
私に向けられる眼差しも。

君がいたから生きてこられた日があって。
君といたから眠れた日があった。

家族でも、友人でもなく、
命の温かさを教えてくれたのは君だった。

星になった君を想う、眠れない夜。


       【眠れない夜は猫を抱いて】

9/9/2025, 3:05:49 PM

手を伸ばせば触れられるのに、
薄い壁を1枚挟んで君を見るのが好きだった。

君が微笑んでいるのは僕じゃなくて、カメラ。
分かってはいても、心は微熱。

手を伸ばせば触れられる距離だから、
薄い膜を1枚挟んで君を見ていた。

精一杯の自制心。
君が気づかない、僕のブレーキ。

知らないままでいい。
知らないままがいい。

          「フィルター」

9/7/2025, 3:28:56 PM

いつも、ずぶぬれだった。
傘があってもささず、雨で体を洗い流した。

黒く汚れた心も、洗い流せる気がした。
残っている純粋な部分を雨水で染めたい気もした。

本当は言いたかったのにね。
傘が欲しいって。
さしてほしいって。

自分を守る術を知らない君は、ずっと雨宿り。
いつ止むか分からない雨を眺めてた。


【雨と君】

8/19/2025, 3:10:22 PM

笑った。
強がりを見透かされたくなくて。

涙に気づかれたら、
可哀想と思われたら、
余計に心が凍る気がして。

信じたい。
その一言が言えなくて、降り積もっていく愛想笑いと弱音。

「なぜ泣くの?」なんて聞かれたら、涙の防波堤が切れてしまう。
「なぜ泣くの?」なんて聞かれたから、物体だった私は人間に戻れることを願ってしまった。

全部、全部あなたの優しさのせい。

         【なぜ泣くの?ときかれたから】

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