子供の頃は
沢山「夢」があった。
沢山「好き」があった。
沢山「楽しい」があった。
沢山「未来」があった。
沢山「希望」があった。
でも今じゃ、
沢山「諦め」がある。
沢山「嫌い」がある。
沢山「つまらない」がある。
沢山変えたい「過去」がある。
沢山「絶望」がある。
なんで何時からこうなったんだろうか。
只ひたすらに考えても、
全て『自分の所為』としか、結果がでなかった。
落下
落ちている。
只それだけだった。
怯えることもなく落ちている。
走馬灯もなく落ちている。
何故か落ちている。
自分が2本の足で立っていたはずの場所を見ながら落ちている。
ふと、何かの影が見えた。
人の形をした影。
何故だかこちらを見ながら、口元に弧を描いている。
成程な。
そういうことだったんだね。
狭い部屋
誰がここに連れてきたんだろう。そして、何一つとして悪いことなどしていない私はどうしてこんなところにいるんだろう。
気がついたらここにいた。そして人からの視線があった。
ふと体に違和感があった。だから目線を落として、自分の体を見た。
足、腰、腹、胸、腕、そして、一番違和感のあった手を見た。
嗚呼、そういうことか。
私は、きっと悪くない。
そう、あの人が、あの人たちが悪いから。
なのにどうして私は、こんな鍵がかかって、
鎖が付いて、人からの視線があるのだろう。
突然の別れ
それは予測などできなかった。
大好きな友達と喧嘩をして、両者とも謝る気はなかった。
あっちが悪いから、あっちから謝るべきだと思ったから。
でも、そんなことを思ったのを“後悔”した。
もっと早く 謝ればよかったと思った。
だけどそんなことを思ったって、意味なんてない。
だって
もう会えないんだから________。
真夜中
閉じていたはずの目が開いた。
窓の方を見れば、星空が浮かんでいる。
嗚呼。まだ朝じゃない。真夜中だ。
その事実に気づいた頃にはもう目が覚めて、閉じても再び寝ることはできなかった。
空が明るくなるまで何をしていようかと考えていれば、ふと
“このまま寝ずに起きていたら、授業中に寝てしまうかもしれない”と思った。
そのような考えが浮かんできた頃にはもう遅い。
どんどんどんどんネガティブな考えの沼へと近づいていく。
沼へとどんどん近づいていくうちに、少々空が明るくなってきた。結構長い間考えていたようだ。
すぐさま思考を切り替えて、準備を始める。
そんなに心配する必要はないのに、考えすぎてしまう。
これは何故なんだろう。