8/7/2024, 11:52:35 AM
35日目
最初から全てが決まっていた
...ならばどれほどよかったことか
この世界の生きづらさも
僕の不甲斐なさも
全て筋書き通りで
為す術なんてなくて
僕のせいじゃない
なんて言えたらどれほど楽だったのだろう
8/6/2024, 12:45:36 PM
34日目
カーテンを開け、眩しさに目を細める
太陽は無情にも始まりの合図を告げていた
昨日となんら変わりのない日々の幕開け...
とはいかず僕は時計を見る
時刻は10時半...遅刻だ...
と思ったのも束の間、今日は日曜日だと気づいた
朝の肌寒さに目を覚まし
昼の喧騒に目を回し
夜の静寂に目を瞑る
そんな日々の繰り返し
休みの日すら強迫観念のように迫ってくる
一体全体、完全な休みは存在するのだろうか
8/4/2024, 10:27:50 AM
33日目
どんな些細なことでもわかちあった
どんなつまらないことでも笑いあった
どんな悲しみも笑い飛ばした
そう思っていたのに君はいなくなった
君は何を話したかったのだろう
何を話せなかったのだろう
考えたってわからないから
ただ今は土産話を探しに行こう
7/31/2024, 1:52:27 PM
32日目
何故だろう、人といる方が孤独に感じるのは
輪に入って居るはずなのに疎外感を感じるのは
人といるのは嫌いじゃない
それでも分かり合おうとするほど
「分かり合えないこと」が分かってしまう
どうしようもない価値観の差を感じてしまう
そうして僕は孤独になっていく
だからこそ期待なんてしないように
最初から一人でいたいんだ
7/30/2024, 10:52:11 AM
31日目
僕は君の眼を覆ったんだ
不条理に傷つかないように
理不尽に潰されないように
この世界に絶望しないように
その澄んだ瞳が濁ってしまわぬように
でも君は無邪気だった
知りたいと、見たいと
覆っている手を外そうとした
そんな君を否定なんてできなくて
この手を外して隣を歩くことにしたんだ
見たくないものに蓋をできるように