“流れ星に願いを”
あなたが逝ってしまってから
もうすぐ、15年になりますね
あなたに告白出来なかった後悔が
ずっと私の中にあります
だから私は毎年
あなたの命日にこっそり
お花とお酒を備えてました
そして夜には空を見上げて
あなたに話しかけていました
”そっちでも元気でいますか?“
あなたに話しかけるの
その命日の日だけと決めています
あなたを忘れないように
もし私がそちらに行ったら
きちんと気持ちを伝えられるように
そしてその命日が綺麗な星空だったら
流れ星に願いをこめます
“あなたにもう一度会えますように”と
だからいつか願いを叶えて下さいね!
”ルール“
きちんとルールは守りましょう
よく見るフレーズだ
だけどルールっていろいろある
もちろん世間一般のルールは
守らなければいけない
だけど別のルールも存在する
人それぞれのルール
その家独自のルール
その学校のルール
たくさんありすぎて困る時もある
でも、私達はそのルールに従いながら
人生を過ごしていくので
だから私達人間はすごいと思う
自信を持って進んで行こう
ルールと言うしがらみに
負けないように
”雫“
私は雨が好きだ
結構な1人は雨が嫌いな1人が多い
お母さんが言っていた
私の名前の由来
私が産まれる日
土砂降りの雨が降っていた
雷も鳴っていて
嵐のような天気だったそう
私が産まれたすぐに
空には虹がかかるほどお天気になったらしい
母が病室に戻り窓の外をみていると
紫陽花の葉に小さいカタツムリが
気持ち良さそうに
陽の光を浴びていたらしい
それはまるで額縁の中の絵のように
きれいな景色だったと
そしてそのカタツムリの上から
ひと粒の雫が落ちた
カタツムリは気持ち良さそうに
頭を天に向けたらしい
お母さんはそれを見て
この子にも誰かの乾いた心に
ひと粒の雫で幸せにしてあげられるような
いつでも笑顔で優しい人になってほしいと
“雫”と決めたそうだった。
だから私は雨が好きだ
雨が上がった後は
たくさんの雫で乾いた心に
幸せの雫をあげられるから
“何もいらない”
昔から毎回悩む事がある
それは誰かの誕生日のプレゼント
出来る限り喜んでもらいたい
そんな気持ちから
私はずいぶん前から考え始める
けれど結局ありふれた
プレゼントになってしまう
私はその誰かに聞いてみた
”誕生日何がほしい?“
するとその誰かが言った
“何もいらないよ”と笑顔で言った
”そうだよね~“と
私は聞いた事に後悔した
誕生日当日
私は普通のプレゼントを渡した
その誰かは笑顔で“ありがとう”
と受け取ってくれた
その誰かは私に言った
”来年は何もいらないよ。ただ、
これからもずっと隣で笑っていてほしい“
そしてその誰かは
私に最高のプレゼントをくれた
”もしも未来を見れるなら“
もしも未来を見れるなら
僕は誰の未来が見たいかな?
僕の未来?怖くて無理かも
やっぱり君の未来を
少しだけ覗き見してみたい
近い未来じゃなくて
ちょっと遠くの未来が良いな
今はまだ“結婚してほしい”とは
言えてないけど
もう少しだけ待っててね
急いで準備するからね
君を幸せにする為の準備
もしも未来を見れるなら
ちょっと覗き見させてね
君が笑顔でいられているか?
僕は君を幸せにしているか?
確認するから
そして
大切な君を守れる男になる為に
今のうちにちゃんと
起動修正するからね