Open App
3/17/2024, 2:59:17 AM

私の目に映る『人』は恐ろしい姿をしている
おんなじ形をもっているようで
時として得体の知れない化物となる
私の言葉ひとつで笑みを消すあなたも
大切なあなたを自分のためなら
簡単に見捨ててしまう私も
わかりあえているようでなにもわかってない
あなたのこころが解らない
理解できないものはとても怖いのだ

3/16/2024, 9:24:37 AM

初めて私達人類の住むこの地球が
億千万の星々の内の一つでしかないと知った時
幼心ながらに絶望したのを憶えている
現在の私を苦しめる問題やささやかな幸せ 
この大きな地球に住む人々の生活
それらを乗せて回り続けるこの地球
そのすべては特別なものではなくて
当たり前のようにいつか滅びる儚いものなのだと
それから時は経ち私は少しおとなになっていた
プラネタリウムで隣の席
星たちの物語を楽しげに聴くきみを見ていると
昔の自分が思い出された
あの時溢れた星は私を苦しめたけれど
この空に浮かぶたくさんの星たちのように
今きみの笑顔が溢れていた

3/15/2024, 10:02:25 AM

つらかったでしょう
痛みから解放された安らかな瞳は
私に消えない重りを残した
長いこと苦しむことになっても
生き続けることを選んでくれた
私を一人にしないため
あなたがくれた暖かさを
これからは私が与えられるよう
遺されたものは生きなければ

3/13/2024, 5:21:13 PM

これからもずっと隣で見てるよ
きみには聞こえないであろう声で呟いた

重くて痛くて辛くて苦しくて
でも抜け出せないんだろう
君の思考を読む力なんてないけどそれでもわかるよ
きっとそうだ
きみの表情はいつだって分かり易くて 
その純粋な気持ちを伝えていたのだから
だからこそより深く傷ついた
ぼくの消えない傷口に一番沁みるひと言だった
きみの言葉はいつだって正しかった
正しすぎてとても痛かったんだ
きみだけは違うと思ったのに
淡い期待はいとも簡単に打ち砕かれた
澄んだきみの言葉は鋭い刃だった
きみには相手を傷つけるつもりなんてなかった
でも、受け取る側はそうとも限らなかった
ただ強く、裏切られたと感じた
普段どおり振る舞っていても実際は堪えていたのだろう
人を思いやるほどの余裕なんて疾うの昔に捨て去った
それどころではなかった、精一杯生きていたのだ
夢にまで見た友達という存在につい浮足立ってしまい、きみにフィルターをかけて見ていたぼくにも否はあったのだろう
勝手に期待する方が馬鹿なのだ
いつだって間違いだらけの人生だった
ここいらが潮時だった
それでも、ぼくだけの味方でいてほしかった
弱い人間には護ってくれるヒーローが必要なのだ
誰かにかばってほしかった、お前は悪くないと嘘でもいいから言ってほしかった
ぼくはただひたすら救いを求めていたのだ
誰でもいいから助けてほしかった
ぼくの報復は高が知れていた
君がくれた本をあいつは無理矢理奪おうとした
踊り場での攻防末に階段から突き落とした
抵抗しなければその立ち位置にはぼくがいたはずなので自業自得だろう
もっと酷い事を奴等からはされていたのだ
それでもきみはぼくを責めた
どんな相手でも人としてやってはいけないことをした
そんなものよりもっと大切なものがあるはずだと
ぼくがその宝をどれだけ心の支えにしていたのか知りもせずに

あの時感じた諦めと絶望を
きみは一生理解できないのだろう
最後にぼくの背中を押したのはきみだったんだから
きみ自身よくわかっているはずだ
この苦しみをきみに伝えるすべはないのだろう
だからきみに生涯抜けないようなとげを突き刺した
その痛みに悶え、苦しみ続けるがいい
「お前のせいだ」なんて見当違いも甚だしいけれど
仕方ないよな
赦してくれよ
きみが今度こそは間違えないように
ずっと見つめているから 
ぼくを忘れないでくれ

3/6/2024, 9:59:19 AM

たまには私に感謝の気持ちを伝えてくれてもいいんじゃないだろうか
何時でもみんなを笑顔にする貴方には隣の私だけは見えないのかしら
「私のいない毎日なんて考えられないよ」と貴方は言う
いつもは喜ぶ私だけれど
それでもどうしても許せない
今日は誰の誕生日だと思っているの
カレンダーに丸をしてそれとなくアピールをしても
鈍感な貴方は全く気づかない
独りで困っていても助けてなんてあげない
私が貴方の前からいなくなって初めて私のありがたみを思い知るがいい
赦してほしければ私の好きな甘いものの一つでも買ってくることね

Next