ゆず

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10/8/2024, 10:43:52 AM

ふぅ…。と息を吐き出す。今日は全てを忘れて、ダラダラと過ごす日。心と身体の休息を取る。
今日だけは貴方の事を考えない。

……つもりだった。
どうやら私は貴方の事を四六時中考えていないと気が済まないらしい。その所為で、貴方を忘れてダラダラする、と言う休息は取れなかった。何時になったら私は貴方の事を忘れられるのだろう。

嗚呼、神様。私は、どうやら休息は取れないらしい。なので、どうか。次の、

: 束の間の休息

を楽しむ時は、貴方の隣に私がいますように。



10/7/2024, 12:23:22 PM

ぱきん。あの日、何かが割れた音がした。

それは、どんなに力を抜いて触っても壊れてしまう程脆く、繊細な物。それを、あの日に貴方に触れられ、貴方でしか満たされない、そんな使い物にならないガラクタにされてしまった。
誰と話していても満たされない。私はもう貴方といる時しか満たされない。そんな物を抱えてしまった。


嗚呼、神様。どうか、次に貴方に逢う時は。

: 力を込めて。

貴方のそれに触れたい。貴方も私でしか満たされない様に。そう願いを込めながら、今宵も夜を明かす。

10/6/2024, 11:38:55 PM

ふわり。朝の清かな風に髪を撫でられながら、ふと、過ぎ去りし日々を想う。
それは、今の私に取っては苦く、一刻も早く吹っ切れてしまいたい想い。
それは、私は未だ貴方に縛られている証拠。
何時か吹っ切る事が出来る、とも、出来ない、とも取れるその想いは、きっと私にとっては枷にも、糧にもなる、そんな紙一重の存在。

嗚呼、神様。何時か、この想いを忘れる事が出来たのなら。その時はまた、清かな風に撫でられながら

: 過ぎた日を想う

事が出来たのなら。その時はきっと風の様に清かな気分である事でしょう。

10/5/2024, 7:54:59 PM

きらり。とある日の夜。1人、星空を見に行った。もうすぐ冬を迎える季節の空気は、澄んでいて星がよく見える。と、ふとオリオン座_____ベテルギウスに目が止まった。少し前は爛々と輝いていたその星は、今ではすっかり輝きが小さくなってしまった。ベテルギウスは他の星と比べ寿命が短い。きっともうすぐこの地球からオリオン座の一角は無くなってしまうのだろう。その様は、今はまだ心の中で燻っている貴方への想いの様。早く無くなってしまえ とも、まだ消えないで欲しい、とも思うこの想いは、どうすれば良いのだろうか。

神様、どうか、次にこの夜空を見る時は。貴方が隣にいる状態で、

: 星座

を結んでいきたいと、切に願う。

10/4/2024, 3:08:31 PM

此処はとある仮面舞踏会。名前や歳等、個人情報は一切明かしては行けない場。そんな中、私は貴方を探そうと、色々な人に声を掛け、探していた最中。

踊りませんか?

ふと、そう声を掛けられた。見覚えしか無い話し方。直ぐに貴方だと確信した。勿論私はその手を取り、貴方と華やかなダンスを踊った。それは、とても美しく、儚い一時だった。

仮面からは見えないであろう微笑を浮かべ、貴方はまた何処かへ去って行った。


嗚呼、神様。どうか、再び彼に会えたのなら。今度は私から、

: 踊りませんか?


そう、声を掛けたい。

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