此処はとある仮面舞踏会。名前や歳等、個人情報は一切明かしては行けない場。そんな中、私は貴方を探そうと、色々な人に声を掛け、探していた最中。
踊りませんか?
ふと、そう声を掛けられた。見覚えしか無い話し方。直ぐに貴方だと確信した。勿論私はその手を取り、貴方と華やかなダンスを踊った。それは、とても美しく、儚い一時だった。
仮面からは見えないであろう微笑を浮かべ、貴方はまた何処かへ去って行った。
嗚呼、神様。どうか、再び彼に会えたのなら。今度は私から、
: 踊りませんか?
そう、声を掛けたい。
10/4/2024, 3:08:31 PM