どうして
どうして、
どうして……
こんなに切ない気持ちを抱えて生きて行かなくてならないんだろう
きっと分かり合える日なんか来ないのも解っているのに
まあ、消え去る選択肢が無い以上は
この気持ちを誰にも気づかせずにひっそりと生きてくしかないか
こんな日は、本当に
寒さが心にも、身にも沁みる
微熱にうなされる
今時なら、感染症?とか聞かれそうだね
人を好きになって、しまった時にも同じようになるって
今もあるのかな
僕は今でも、彼女のこと考えてる時に少し微熱にうなされてる
いい歳して何言ってるのかな笑
でも、嫌な気分じゃない
胸の鼓動が、
こんなに大きく聴こえるのは
一体いつ以来だろう。
娘と言っても良い位の歳の差の
彼女にここまで、引き込まれるとは
初めて会った時も、いや
今日再開するまでも
全く想像もしてなかった。
そして全く相手にされてないのも分かってるけど。
この胸の鼓動を楽しんで、しばらく
僕に付き合ってくれると良いんだけど。
太陽
昔から夜型人間の僕は、月の方がすきだった。
神秘的でもあるし、夜空を儚げに照らす月に魅せられていた。
夜間の仕事が多かった事もあり、月を見上げて、一服したり
山間部や田舎の方でも仕事だと
より美しい月を見上げて、元気もらったり
でも、ある日そんな生活のツケが出たのか、心身に変調来たしてから
太陽の力を、感じるようになった。
朝方になった事もあり
早朝の散歩をしたり
太陽の光を浴びることが多くなった。
午前中に、太陽光を浴びると
体内時計がリセットされる
脳のセロトニンが分泌される
とか、効果の話を聞いたのもあるけど
単純に太陽を浴びて過ごすととても気持ちがいい
思えば、月が過ぎだった頃も
夜型だけど、昼間も外で働き
太陽光は浴びていた
あの頃は、月を見上げた時に
心に余裕が出来て、美しさを感じたけど
自分もそして、月をも照らす太陽に
パワーも貰っていたんだと
今は思う
今は、太陽も月も同じくらい好き
比べるものでもないし
夜の散歩も、太陽を浴びての活動も好き
今までで、1番は自然なかで生活してるからこそ
月の美しさと
太陽の光を浴びる素晴らしさを
体感して、僕はもう少し
生きてみようと思う
鐘の音
あの鐘の音を聴いた時のこと覚えてる?
そう聞かれて、すぐに答えなかったのは
きっと後ろめたがったから
君と2人で、あの涼しく気持ちの良かった古い教会を、観光した時
幸せそうな二人を大勢が祝福してたのを見て、羨ましいと思った僕に
君が
私は誰ともあんな誓約は結ぶことは無い
って言い放った君の強さが、眩しかった。
もう少し僕が強ければ、ほかの幸せの形も考えられたのかな
あの時、僕は覚えてないよって言うのが精一杯の強がりだったんだ。
覚えてたし、その後に君がなんと言うかも分かってたよ
でも、あの頃は楽しかったね
なんで言葉は聞きたくなかったんだ
君と違って僕はまだ、君のことをいつも考えてるから……