1/21/2026, 1:48:47 AM
海の底
夢想する。
一緒に海に沈もうと、甘いささやきをくれた君と。
何も考えず、何も思わず、何も感じないまま。
青い、青い、海の底にただよう夢。
1/19/2026, 7:00:10 AM
閉ざされた日記
字が下手な自分が嫌で、必要以上に字を書きたくなかった。
中学でブームだった手紙も、もらっては口で返事をしている有り様で。
そんな自分を変えるために日記帳を買ってはみたものの、手は伸びなかった。
わかっていた。
自分の文字が嫌いな理由が、字が下手なだけではないことを。
自分自身が全力で嫌いなのだ。
だから存在を、意思をこの世界に残したくなくて。
でもいつかは、と閉ざされた日記を毎日眺めている。
1/17/2026, 2:12:51 PM
木枯らし
耳の聞こえない私に、彼女はピアノを弾いてくれる。
彼女のすぐ傍に座ると、響く音がわずかに振動として心を揺らしてくる。
真剣な横顔と、激しい指遣い。
今日の楽譜はショパンの『木枯らし』
くるくると目まぐるしい動きの右手がまるで風にもてあそばれる枯葉のようで。
それを選曲した彼女を、私は見つめることしかできなかった。
木枯らしのように吹き荒ぶ彼女の心を。
1/15/2026, 11:38:20 AM
この世界は
この世界は美しいらしいけど、私の見える範囲には汚くて可哀想なものがたくさんあるよ
ビルと電線で覆われた狭い空で、月を見ても虚しいよ
本当の美しさってなんですか?
1/14/2026, 3:28:04 PM
どうして
どうして、あなたなんか産まなければなんて言えるの?
どうして、僕は生まれてきたの?
ねぇ、ねぇ、
どうして、命は平等なんかじゃないの?
母さん、貴方は僕を殺しているのに気がついていますか?