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6/4/2024, 12:15:51 AM

 恋は感情であれば汚い、精神が物質であるかのように作用する感情は、外部に沿った心の動きという点で感覚と共通している。しかし両者は決定的に違う。自我の不分明に気づくのが感覚であり、世界とは別の堅固な自我を信じるのが感情である。感覚の種を撒くのは私ではない。世界に対して心は感じ取る、受け取る、しかない。ここに自我は破綻する。私が世界を認識するのでなく、私は世界と溶解しているのだ。一方、感情はどうかといえば、世界に対する自我を堅固に保ち、いつまでも「私」と主張する。「私が」「私は」「私の」。これが恋なら美しいわけがない。
 反射する心、感覚とは心で反射された光だと感じる。それは光であるから、反射させる側の意思は介在しない。これぞあるがままの世界。

5/28/2024, 11:28:28 AM

45人が殺されて、国際社会は非難する。殺した国は残念なミスとする。45人は非難と残念に値した。

5/27/2024, 2:30:14 AM

月に願いをいたしません。幸田町カレーはまずくて体に悪い。

5/18/2024, 7:09:50 AM

 真夜中の公園は人がいないので、音もなく暗い。遠くで聞こえる暴走族たちのバイクの轟音は、そこでは心強い味方だ。私より背の高く黒々とした木々は、昼のイメージと違い陰鬱でおどろおどろしい。そこはとても怖い場所。とても怖くて公園の空っぽのグラウンドには入ることすらできない。でも私はなぜかその感触がくせになって、いつも震えて帰るのだけど、心の奥で密かに楽しんでいる。行政機関が作った公共の空間が、生みの親の手を離れ何か別の空間でいたがるそんな時間。それが真夜中だ。

5/13/2024, 11:16:37 AM

吃音症の人間がどもりながら「私の世代」について語る。

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