“雨に佇む”ように、彼に佇みたい。
私の中では、“雨に佇む”ことは自然なこと。なぜか落ち着くし、雨が強くなって雷が鳴っても、落ち着く。ずっとそこにいたいなと、思う。
彼に佇むことも、いつかは自然なこととなって欲しい。きっと彼の近くは落ち着くし、癒される。
ずっとそばにいさせて欲しいなと、思う。
いや…それは果たして本当だろうか?
先日彼が教卓に立って私たちに話をしてくれたが、その時でさえも緊張して手が震えた。言葉を、交わしたわけでもないのに。ただ私は、話を聞いていただけなのに。彼の近くにいると自然と癒されるのはその通りだと思うけれど、まだ、落ち着けるような関係では、全くないのだ。そしてここに、唯一どの条件でも否定できないことがある。それは、この教師と生徒という結ばれない関係であったとしても、ずっとそばにいさせて欲しいという、わたしの自分勝手なわがままだ。
少し耳を傾けて頂きたい。この、花盛り真っ只中の女子高生の、淡い恋話を。やっと明日、教卓の前に立って、素敵なお話をしてくれる彼に会えるのです…♡♡
やっと彼とわたしが、“向かい合わせ”になって授業を始められる。それは当たり前だけども、他には無い、幸せ。他の生徒からしたら退屈かもしれないけれど、わたしからしたら最高の幸せ。生徒として彼を眺められる日々と、教師である彼を堪能できる日々が。
このお話がしたくてたまらなくて、今日のお題がすごく楽しみだった。ここまで拝見して頂いて、本当にありがとうございます。明日はなんと、評定が配られるのです。5か、4か。どちらであっても、結局わたしはまた明日も彼のことを記載してしまうのでしょう。
明日わかる評定、楽しみに待っていてくださいね
“やるせない気持ち”でしかない
14歳差で、しかも、教師と生徒で。
愛してもらうのにあと何年かかるの、?
わたしは一体、いつ恵まれるのだろう。
いや…、逆に、
もしも14歳差でなければ、教師と生徒でなければ、出会うことさえ無かったんじゃないか?
愛してもらう以前に、知り合えなかった可能性もある
いつ恵まれるんだと悩んでいたが、もう既に、すごくすごく、恵まれているんじゃないのか?
神様が私にこの特権を与えてくれたのならば、その期待に応えなくてはならないね。彼の、いちばん出来の良い生徒になってみせる、“やるせない気持ち”になんて、もう、なってやらないからね
大好きな彼と…“海へ”一緒に行きたい
一緒に“海へ”行って、彼に「足ちゃぷちゃぷするだけだよ」って言われて、わたしは空返事をして彼にばちゃばちゃ水をかける。彼は、「靴下濡れちゃったじゃん!」って驚いて2人でお家まで歩いて、彼がわたしたち2人の靴下を洗う。「洗濯洗剤強いし、指先荒れちゃうから」って、わたしはそんな彼の指先を温めて、ぎゅっとしながら眠る。べったりくっついて、眠る。
現実の教師と女子高生とは違くて、この物語の中では
遥か未来のただ2人、私が愛を正直に伝えられる世界。
14歳も下の女なんかに、恋をしてくれるのかな。そんな不安を抱きながら、彼に見立てた抱き枕にべったりくっついて、ひとりでまた、お昼寝をしてみる。