「躍るる“蝶よ花よ”今こそ妾に謳っておくれ」
埋もれていた厨二心をくすぐる、物凄く良い題。どんなに賢い人でも、夢を見ない人でも、一度くらい厨二らしい妄想をしたことはあるだろう。大嫌いなアイツを殺してみたり、大好きな彼と結婚してみたり、ヤクザを仲間にしてみたり。こうなりたいな…と願望を思うだけにしては、なかなか楽しい時間が過ごせる。
私は、正義のヒーローになったりするのも好きだけれど、綺麗なお姉さんと仲良くなることを想像する。ぜひみなさんも今、綺麗なお姉さんと脳内で会話してほしい。私の中の1人目のお姉さんはロングヘアで、さらさらで、仕事に疲れ切ってて、それを私がとことん癒す。2人目のお姉さんはほぼ異種の狐のお姉様で、尻尾がふわふわで、けれど声はふわふわではなくキリッとしてて、一人称が妾で…、、いや、こんなに語りすぎては、いけないね。
ここで何より言いたいのは、もちろん妄想するのはヒーローでも殺人犯でも構わないけれど、ここで一度、年上のお姉さんとお話しすることを考えてほしい。これはもう、とてつもなく癒される。そのまま、寝落ちれる。ここでいつものように感慨深いことを言う気にはなれない。なぜって、あんなに魅力的なお姉さんには、何にも敵わないのだから。
“最初から決まってた”
と、彼も言っていた。全ては”最初から決まっていた”運命なのだと。「だから俺も、君らも、なにか間違えたとしても、それにずっと悲しんで居なくて良いんだ」その言葉に何度救われたことか。そんな彼は年齢の割に落ち着いていて、大人の風格を纏っていて、どんな人よりも言葉が美しい。
これは、私が未熟であるが故に、彼にときめいてしまうのだろう。きっと外の世界にはもっと、素敵な大人たちがいる。それもわかってる。この気持ちは憧れだと。けれど、これは恋心だと最近確信した。知りたくなかった。憧れだと、思い続けたかった。
なぜって、憧れであれば教師と生徒としての信頼関係を築けるけれど、恋心に代わってしまえば、緊張と大きすぎる愛情で距離を置きたくなる。けれど、こんなに切ない想いをすることも”最初から決まっていた”ことなのだろう。もちろんこれから先のことも、きっともう決まっている。けれど、それでもわたしは、彼ともっと近づける未来を、願わずにはいられない。
“つまらないことでも”彼とすれば、全てが楽しいこと
昨日と同じように、皆さんにまた、彼のことを話したいと思ってしまう。今までの恋は、会わなければ会わないほど愛が薄れていったけれど、彼と会わないと、もっと会いたい、だいすきなのに、という想いが増えるばかり。「これはもしや、彼なりの「「魔法」」がかかっているのだろうか…。」
私のここに綴る者たちは実体験(ひとつだけ御伽噺)なのだけれど、ついこの間多くの人がお話を作っているのだと知って、感銘を受けた。皆さんは、想像力豊かな頭で言葉を編んでいるのだろう。一方でわたしは、彼や君における愛情表現しかしていない。端的に言えば、つまらない。こんな”つまらないことでも”、彼のことを想えば幸せな気持ちになってしまうのは、「これはもしや、わたしなりの「「恋」」なのだろうか…。」
”目が覚めるまでに”彼が隣に来てくれないものか。
朝起きてすぐ、彼の顔を見たい。寝てる彼の、かわいいお髭を触らせてほしい。彼の1日が始まるのも、わたしの1日が始まるのもお互いの「おはよう」であってほしい。
もう2週間近く会っていないと言うのに、こんなにも彼のことで想いを馳せてしまうのは、なにかの病気なのかもしれない。これは恋煩いなどかわいい病名ではなく、愛情過多による夢の見過ぎだろう。
”病室”の、全て真っ白な空間が嫌だ。
精神疾患になったとき、人生で初めて入院した。自傷行為のかさぶたが取れ、シーツに血が付いて汚したり、体調不良による嘔吐で汚したり、看護師さんたちには沢山の迷惑をかけた。今思えば、私の人生は「他人に迷惑をかけていないだろうか」と、びくびく怯えながら過ごした日々の連続だった。「誰にどう思われているのだろうか、どうしても嫌われたくない。」そう思い詰める毎日。人の目を気にしすぎるが故に、こういう病気になってしまったのだろう。
皆様にどうか、伝わってほしいことがあるのです。人目を気にしなくて大丈夫だよということです。安心して、好きなものを貫いて良いのです。案外他人は、自身の人生で手一杯で、皆様を気遣う余裕など到底ございません。人生のマインドは「わたしはこれが嫌い、けれど、あなたはこれが好きなのね。新しい意見を知れてよかった!」くらいに思っておいた方が、互いに幸せのままなのです。
心の内を明かしてしまうと、私は、皆様の文章がすごく好きなのです。皆様がわたしの文章を好きかどうかは分かりません。けれど、皆様の文章が、大好きなのです。明日も皆様の素敵な文章を読めることを、白に包まれた病室の中で願っております。