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2/9/2024, 6:19:57 AM

笑顔はこわい。



私は、

笑顔で、

さよならを言った。




嫉み嫉妬、絶望、畏怖、すべてを内包して。

2/7/2024, 6:20:30 PM

「どこにも書けないこと」を、リフレーミングする。

「誰の目にも触れさせられない大切なこと」とも云える。

「誰の目にも触れさせられない大切なこと」を、更にリフレーミングする。

「絶対的な強い想い」と、とれる。

「絶対的な強い想い」とは、その人を成すパーソナルな感情。

「どこにも書けないこと」とは、それ自体が自分自身の核。

では題目の向こう側、そこのあなたの「どこにも書けないこと」から教えてほしい。

2/6/2024, 5:53:55 PM

祖母の家は、午後3時なのにとても薄暗かった。

なぜか周りには誰もいない。

3時ちょうどの重々しい振子時計の音だけが、室内に響き渡る。

幼い私は、恐怖心とも違う、切なさに似た感傷を感じながら、光が差し込む南側のカーペットの上でうとうとしていた。

大袈裟な時計の針の音ともに目が覚める。

ふと顔を上げると、手拭いを頭に巻き、青いもんぺを履いた祖母がタンスの前に立っていた。

私は強い瞼の重みを感じ、またそっと眼を閉じ眠る。

私は微睡みの中で、会った事の無い祖母を「祖母」だと認識していた。

時計の針の音と共に、幼い私が初めて感じた感傷だった。

2/5/2024, 4:03:42 PM

薄暗の中。小さな寝息を立てている、ぷっくりとした頬とおでこを愛でる。

朝の用意をあんなに急かさなければよかった、とか。
あのくらい、叱らなくてもよかったのかな?とか。
洗濯物なんてほっといて、もっとたくさん抱きしめてあげたらよかった…とか。

微睡む時の中で、後悔と反省が宙を舞う。

あまい匂いと抗いようの無い重力で、いつの間にか眠りにつく。



私の無骨で大きな手でも、余り過ぎるほどの愛しさ。


ふと…我が子の向こう側で、すやすやと妻が先に寝息を立てているのを確認してから、再度私は微睡んだ。

2/4/2024, 11:13:26 AM

髪の抜けた頭を抱きしめながら、彼は泣いてくれた。

そう、過去に妹は話していた。
これは実話であり、本当にあった話。

その彼とは、今は別れているが、その彼が今でも妹にとって最愛の人であるのは、側から見ても分かる。

現実の感情として、彼の事が好きであっても。
現実の理性や環境は、それを許さない。

彼女の病気は膠芽腫グレード4。

今はまた、その当時とは違う病と闘っている。

「最期」もう一度、妹を抱きしめてくれる人が現れることを切に願っている。

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